前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

ラジオ

本物の改変期

先日、日本語が結構話せている外国人さんから勉強法での壁について悩みを聞いた。自分としては名人の落語とか平凡なAMラジオ番組をお薦めしようと口を開いて、躊躇した。 関東AM局で日常よく聴くTBSラジオの番組が3月で相次いで終わる。 すでにネット上では…

ゲーテッド・コミュニティ

TBSラジオ『アクセス』バトルトーク本日放送分のテーマ、『ゲーテッド・コミュニティ〜肯定/否定』 ひさびさに興味を惹く設問だったので、番組サイトのBBSを読みながら放送を聴いた。 日本で増えている『ゲーテッド・コミュニティ』とは、ゲートで囲われ警備…

架空実況中継&こども電話最終回

NHKラジオドラマアーカイヴスで架空実況中継シリーズ第一回『決戦・関が原』関ヶ原の戦い(昭和32年3月22日初回放送)を放送してくれた。 製作者の西沢実著『ラジオドラマの黄金時代』で、作品の存在を知ってから今回の放送はとても楽しみで待ち遠しかった。聴…

メディアの戦争責任

ラジオの戦争責任 (PHP新書)作者: 坂本慎一出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2008/02/14メディア: 新書購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (23件) を見る日本のラジオ創成期から出演していた『高島米峰』同じく新仏教運動から『友松圓諦』。すぐ…

101社でこの実力

長い熱帯夜から逃れて涼しい空気の日曜朝、いつものようにラジオで子ども電話相談室を聴こうとしたら、 民放ラジオ101社統一番組、北京オリンピック女子マラソン実況中継だった。 自分のようなオリンピックに関心が無い者でも、増田明美の解説は聴き応えあり、長…

三木鶏郎

NHK問題 (ちくま新書)作者: 武田徹出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/12メディア: 新書 クリック: 12回この商品を含むブログ (42件) を見る問題の問題・・・あまりに大きすぎる組織NHKの歴史をおさらいしつつ、公共放送の問題点を問う内容。 戦前に始まっ…

音響効果のカラクリ史

音を作る―TV・映画の音の秘密作者: 木村哲人出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1991/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る戦後すぐの日本映画からラジオ、創成期のテレビドラマ、ドキュメンタリーの音響効果を手掛けた職人の自叙伝。ハリウッ…

耳で見る餓鬼畜生界

日々のニュースはもっぱらAMラジオとネットでのニュースサイト。テレビニュースは観なくなって久しい。とはいえこちらの想像力が足りないので、大規模災害や選挙速報はテレビ視聴が無難、とは思う。 数日前に、アキバの連続殺人事件報道で、加害者の両親の声が…

実践メディアリテラシー

日本も知らないうちに上海ファイブ*1のメンバーだったらしい。至極不愉快なニュースを複数のラジオ局で耳にする。元は新華社から時事通信社など海外ニュース配信をそのまま使ったらしい。 (時事ドットコムからの過去記事)2008/03/30-18:31 チベット寺院で銃3…

日本語使い

日本語ぽこりぽこり作者: アーサー・ビナード出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/02/28メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (38件) を見る詩人アーサー・ビナードのエッセイ集を読む。日本に来る前、家族と暮していた少年期の思い…

ねずみーランド

楽しい話を書こうと思いつつも、また不快な定型文ニュースが流れる。 恐怖の記憶 酒を飲むと逆に強く残る 東大研究チーム解明 ラットに恐怖体験を与えた実験でアルコール摂取は嫌な記憶を引き伸ばす〜との結論を得た。と淡々とニュース原稿が読まれる。なぜ…

国民を造るメディア

生放送では聞けない、遠方で聞けない全国各地のAMラジオ番組コーナーごとのポッドキャスト配信が少し進み、ネットからパソコンに取り込んでMP3プレーヤーで移動中に聴いたり、なにかと恩恵を受けている。iTunesのバージョンアップ後に登録番組が消えたり・・・問…

今宵、フィッツジェラルド劇場で

年末に名画座で今年最後の映画を観た。ストーリがラジオと深く関わっているので。 アメリカにあるラジオ局の長寿番組の最終回で、古い劇場での公開生放送中に起きる様々な人間模様。といった話。クラッシックな演出のハリウッド映画をスクリーンで観るのは久し…

出世ミミズ

出世ミミズ (集英社文庫(日本))作者: アーサー・ビナード出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/02/17メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (30件) を見る池袋在住の詩人アーサー・ビナードは、文化放送の吉田照美ソコダイジナトコのコ…

ネットとラジオと愚僧

NHKラジオ第一での祝日特集番組「いまネット社会で何が起きているのか 3」 を聴く。前回分の内容の記憶があやふや。利便性と安全性について・・・等々だったと思う。今回のテーマはテレビラジオ放送局とネットの融合について、様々な取り組みと問題点と可能性…

モッタイナイ葬

前日にセリーグの勝者が最短3勝で決まったので、中継の予定枠にオフシーズン番組の【TBSらんまんラジオ寄席】が放送された。 先代の八代目雷門助六の高座『堀の内』『片棒』録音放送を久々に聴く。明治の終わりから平成のはじめまで生きた芸人の八代目、存…

雨降る体育の日の午前中に祝日の不思議な特番を聴く。 NHK FM 『中島みゆきトーク&ベストヒット』 9時20分〜11時50分のなかで本人出演は終わりの40分くらいだった。 番組司会の葛西聖司アナウンサーが担当するラジオ深夜便をよく聴いているそう。 最…

昭和初期の流行歌

写真で見る昭和の歌謡史 戦前戦中編 写真で見る昭和の歌謡史 (補巻) 2冊を図書館で眺める。当時のレコード・チラシと歌詞カード・流行歌手のヨソユキなブロマイドも大量に楽しめる。解説は必要最小限で、当時の流行歌CDを聴きながら視るための本かも。 前から…

にっぽんの歌こころの歌

NHKラジオ深夜便の三時枠で、昭和の流行歌を時々聴く。昭和ひと桁から三十年代あたりの曲を聴くと、妙にくつろぐ。眠れぬ夜のラジオ深夜便 (新潮新書)作者: 宇田川清江出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/04メディア: 新書購入: 1人 クリック: 32回この…

トリックスター列伝

ドキュメンタリー関連のid:palop:20070614で興味深い記述を読んだので、こちらの最近の雑念をつなげてみる。 ここ2週間で土曜昼放送TBSラジオ放送の『久米宏のラジオなんですけど』と『伊集院光の日曜日の秘密基地』ゲスト出演で、ニュースステーション放送…

隣の芝生も筆の誤り

全国こども電話相談室で、『カラスは昔から黒いんですか?』と質問が来た。カラスは系統が難しいけど、中には白黒二色のカラスも居ますよ〜との答え。 通常ヒトは3原色の世界を見ているけど、鳥はそれに近紫外線を加えた4原色で視て、蛾は5原色?で視ている…

リサイクル耳年増

科学系対談番組の過去分バックナンバーをネットで聴けるので、MP3プレーヤーに入れ聴き続ける。 TBSラジオ『サイエンス・サイトーク』http://www.tbs.co.jp/radio/xitalk/ こんなにハズレが無い対談も珍しい。パーソナリティが毎回お呼びするゲストの専門分…

サイエンス・サイトーク

ラジオ番組のポッドキャストが増えつつあるなかで、ようやくパソコンにiTunesを入れて聴く。 TBSラジオ『サイエンス・サイトーク』http://www.tbs.co.jp/radio/xitalk/ 先々月3月26日『恐怖を煽ってはいけない 理論生物学 池田清彦』環境問題で笑わせても…

五味太郎

TBSラジオ「久米宏のラジオなんですけど」で五味太郎がゲスト出演の時に、妙な緊張感の対談が面白くて、当人が書いた絵本や文章を読んでみたくなった。絵本をよみつづけてみる (平凡社ライブラリー)作者: 五味太郎,小野明出版社/メーカー: 平凡社発売日: 200…

格差川柳

朝のラジオでリスナーからの貧乏自慢とメタボリックな句の投稿続く。 先日笑ったのが、「血圧が オレの年収 上回る」 今朝爆笑した句は「アメリカが オレの脂(油)を 狙ってる」 ・・・なんてぇスケールのデカイ句だぁ。

音の風景

音作り半世紀―ラジオ・テレビの音響効果作者: 大和定次出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2005/06/01メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見るNHK東京放送効果団から半世紀以上もラジオ生放送やドラマ・TVの大河ドラマ・舞台などで音…

らんまんラジオ寄席

帰宅してラジオをつけたら先代の柳家小さん「長屋の花見」が放送されてた。季節モノだしイロイロな演者で何度も聴いてるはずなのに、なかなか面白く聴けた。小さなクスグリが効果的に散りばめられている、とか褒めるのも野暮だねどーも。因業大家VS店子連…

戦争・ラジオ・記憶

戦争・ラジオ・記憶作者: 貴志俊彦,川島真,孫安石出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2006/03メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見るここ数年で進んでいる戦時下メディア研究を紹介した共著。主に太平洋戦争前後の東アジア各国のラ…

よその食育は蜜の味

AMラジオ好きで各局の好みの番組も固定されている暮らしのなか、爆笑したネタを記す。2日前のニッポン放送「森永卓郎と垣花正の朝はニッポン一番ノリ!」7時終わりオンエアの「森永総研」コーナーで驚愕の現代お弁当事情と題して〜 NPO法人幼児研究機…

幇間の極み

玉置宏本人による自伝と歌謡スターとの昭和交遊録 川崎の米屋に生まれ、幼少の頃から浪曲や落語と親しむ。昭和31年に文化放送契約アナウンサーとして入社、後にフリーになりTV司会「ロッテ歌のアルバム」を勤めて長寿番組に、スターの公演巡業などの司会を…