前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

本物の改変期

先日、日本語が結構話せている外国人さんから勉強法での壁について悩みを聞いた。自分としては名人の落語とか平凡なAMラジオ番組をお薦めしようと口を開いて、躊躇した。
関東AM局で日常よく聴くTBSラジオの番組が3月で相次いで終わる。
すでにネット上ではリスナーから惜しむ声、いぶかる声が載っている。自分としては高齢のパーソナリティに頼り続ける番組は疑問だったので、もう少し早く終わっていてもよかった気がする。

本放送で流れるラジオCMは以前と比べて映画コピーの繰り返しや演劇告知が耳障りなくらい増えている。
膨大なアクセス量がある無料ポッドキャストの方が、ローカルでリアルタイムの本放送よりも存在価値が増しているのに、いまだに番組を聴いてもらうための無料サービスくらいにしか、高齢の経営陣は考えていないのだろう。どうやって広告を入れ、または間接的にリンクさせ利益を得るかについてはHPや予算の無いデジタルラジオなどで試行錯誤がみられるけど。
製作局の著作権保護ばかり固執して、老人に使えないようなデジタル家電を売りつけたりする傲慢なテレビ業界よりも、ラジオの将来には甘い期待を持っている。


土足で人の家にあがって来て生活臭のするよなAMラジオを日常聴く人々は、番組に律儀だが広がりは少ないと思う。そろそろポッドキャストとの主客転倒を起こさないと、やっていけない感が強まる2009年4月の改変期。