前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

デンマークの人気番組

【ネクスト】を丸一ヶ月遅れで視る。今回紹介されたデンマークの人気番組は4本とも面白かった。かの地ならテレビっ子になれそう。あ、字幕がないと無理だ。KONTANT コンタント 日常生活に関わる問題からテーマを絞って伝える番組。 紹介された回では、日本でも…

カナダもの

10月の放送分からカナダ先住民ものを二本。 アニマルプラネット 『イヌイットとシロクマ』 a Boy among Polar Bears(2005年 英国BBC) 北極圏近くのカナダ定住区に住む親子の犬ぞりでの狩の旅を映す。 季節ごとに変わる動物・獲物も紹介。効果的に過去の先住…

ジャイアンへの道

台風一過の日曜昼過ぎに先輩と中華カラオケへ。 毎月、二匹で2時間歌うにはひとり10曲以上ネタがないと持たない。今回は15〜6曲分の新ネタを仕込んで挑んだのにギリギリだった。繰り返しの歌詞は歌ってて飽きるので即演奏中止にする自分のせいもアリ。 歌ってみ…

ヒポクラテスと柔道家

誓い チェチェンの戦火を生きたひとりの医師の物語作者: ハッサン・バイエフ出版社/メーカー: アスペクト発売日: 2004/05/25メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見るひとりのチェチェン人医師が故郷の戦渦のなかで無数の手術を続け…

カタルシスと呼ばずに

前日分の『従軍のポリティクス』より感想の続き。 以前から気に掛かっていた、悲惨な戦地・紛争地・恐怖政治下などのルポやドキュメンタリを視たり読んだり続けてると、感覚がだんだん麻痺してくる症状。直接的な体験ではないから『慣れる』『飽きる』とも違…

従軍牧師

従軍のポリティクス 青弓社編集部 編 『従軍〜』に繋がる各テーマで複数の書き手による11章。従軍記者・ライブで視るテレビ視聴者・基地の留守家族・第二次大戦中のハリウッド映画・従軍慰安婦と従軍看護婦・従軍建築家など。纏めるような結論など書かない編…

なぜ記者は戦場に行くのか 現場からのメディアリテラシー 吉岡逸夫 著 アフガン空爆の時期に現地へ派遣された東京新聞記者が、メモ代わりに使っていた安いデジタルビデオを現場の記者仲間に向けて、クダケたインタビューをしていたら現場の混乱と取材する側…

ぼくの村は戦場だった 山本美香 著 毎日のニュースで報じられる【世界の紛争地】【内戦】という名称は漠然としている。 家族と暮らしている日常の中に、対立する武装勢力から略奪・暴行・誘拐・殺害され、隣人の民族と殺し合いの報復が繰り返されている場所…

パレスチナ・ナウ 《戦争/映画/人間》 四方田犬彦:著 おもにアラブ映画祭などで視た作品群の解説を中心に読む。長編ドキュメンタリ【ルート181】で感じたイスラエルの混沌も含めて、レアな建国初期のイスラエル映画を同時代に作られたナチスの映画や満映の…

プリンス

ベリー・ベスト・オブ・プリンス 図書館で見つけて借りて聴く。 80年代にアルバム買って聴いてた洋楽アーティスト。今の音響機器でどのくらい新鮮に聴けるかも気になったので。 パープルレインなどポピュラー曲で名前を知られるより前のアルバム【1999】と、…

モッタイナイ葬

前日にセリーグの勝者が最短3勝で決まったので、中継の予定枠にオフシーズン番組の【TBSらんまんラジオ寄席】が放送された。 先代の八代目雷門助六の高座『堀の内』『片棒』録音放送を久々に聴く。明治の終わりから平成のはじめまで生きた芸人の八代目、存…

夏木マリの魔性

悲しみ上手(紙ジャケット仕様)アーティスト: 夏木マリ出版社/メーカー: ウルトラ歌謡探偵団/ヴィヴィッド発売日: 2006/02/15メディア: CDこの商品を含むブログ (2件) を見る夏木マリ 悲しみ上手 1977年のアルバム復刻版を聴く。 付録の解説を読むと、お色気…

テレビCM崩壊

テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0作者: Joseph Jaffe,織田浩一出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2006/07/22メディア: 単行本 クリック: 39回この商品を含むブログ (76件) を見るテレビCM崩壊 (原題Life After The 30-Second Spot)米…

古い芸能雑誌な

フィルムセンターで開催中の『インド映画の輝き』で古い映画を視る。 ミュージカル女優 BHUMIKA【英題THE ROLE】1976年作品 ある映画女優の自伝を元にした映画で、現在から過去への回想が繰り返される。劇中のラジオニュースがその時代の説明代わりにもなっ…

マルクス兄弟デパート騒動

マルクス兄弟デパート騒動 THE BIG STORE(1941年) 池袋の新文芸座で夜9時からの最終回放映で観る。客の入りは半分くらい。 1941年(昭和16年)6月公開作品、第二次大戦突入の年、真珠湾攻撃の半年前なので、悪役として登場する東洋人の殺し屋ふたりのシーンを妙…

ロシアン・ダイアリー

アンナ・ポリトコフスカヤ著 『ロシアン・ダイアリー』を読む。 2006年10月にモスクワで暗殺されたジャーナリストの日記。プーチンが大統領に再選される前のロシアでの2003年12月から2005年8月まで。 暗殺された時は日本のメディアでもニュースで大きく取上…

マルクスの二挺拳銃

新文芸座でマルクス兄弟珍サーカス(AT THE CIRCUS 1939) マルクスの二挺拳銃(GO WEST 1940)の二本立てを観る。 夜の回で先週の二本立てより更に客の入りが少なめ。予告で流れる最新映画と本編のギャップも楽しめるようになった。 どちらも昔観た作品なので、…

カフェイン大全―コーヒー・茶・チョコレートの歴史からダイエット・ドーピング・依存症の現状まで作者: ベネット・アランワインバーグ,ボニー・K.ビーラー,Bennett Alan Weinberg,Bonnie K. Bealer,別宮貞徳,亀田幸子,岩淵行雄,真崎美恵子,西谷清,高田学出版…

牛山純一 20世紀の映像遺産 ぶどう一山お札1200枚 南米の超インフレ年22倍 1985年の南米ボリビアの首都ラパスで取材した番組を視る。政情不安でハイパーインフレになっていた時期、ディレクターが現地で両替した重さ10キロ以上の札束、250万ペソ分(日本円で6…

マルクス二本立て

仕事帰りに池袋の新文芸座でクラシック映画特集、マルクス兄弟の映画二本立てを視る。夜の回での気になる観客数は座席数の約半分くらいで、客としては快適だけど拍子抜け。 随分と長いこと映画情報誌を読んでいないので、これらの作品が日本国内でどれくらい…

雨降る体育の日の午前中に祝日の不思議な特番を聴く。 NHK FM 『中島みゆきトーク&ベストヒット』 9時20分〜11時50分のなかで本人出演は終わりの40分くらいだった。 番組司会の葛西聖司アナウンサーが担当するラジオ深夜便をよく聴いているそう。 最…

大東亜戦争と日本映画 立見の戦中映画論 櫻本富雄 著 著者は1933年生まれで終戦時は12歳くらい。この本は当時の作品紹介と業界再編、映画雑誌から封切り作品への批評を集めて列記しているのが面白い。有名な批評家たちなのか知らないけどかなり辛口なものば…

S.H.E.奇幻旅程

2004年に発売されたアルバムのVCD版。 収録曲のなかでは「茱羅記」【ジュラ紀】が気に入る。タイトルだけではタイムスリップのファンタジー物かと思いきや、ドロドロした輪廻はめぐる恋愛物だった。映像もダークに凝っていて好み。 「他還是不憧」では冬…

タイアップの歌謡史

タイアップの歌謡史 速水健朗 著 薄い新書ながらレコードの戦前からCDとネットで楽曲購入の現在まで、ヒット曲のタイアップと作られ方の変遷を記している。 戦後の広告と映画と流行歌を同時に売るタイアップは、当時の業界では『コンビナート作戦』と呼ば…

熱帯の冷房病

世界各国の人気番組を紹介するネクスト7月初旬の放送、マレーシアの回を視る。 食べ物番組 好吃の紹介ビデオで『ニョニャちまき』の着色にブルーフラワー(マメ科の多年草 クリトリア テルナテア)の花から抽出した紫色の染料を食材に混ぜていた。ちまきのサ…