メディアの戦争責任
- 作者: 坂本慎一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/02/14
- メディア: 新書
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大正のおわりから敗戦直後まで、急成長し【国民】に絶大な影響を与えたたラジオの歴史を、五人の著名人を通して当時放送された演説文を引用しつつ紹介している本。
日本の国際外交をケンカ腰で回り、大東亜共栄圏や数々のフレーズを発明して連呼した松岡洋右を稀代のアジテーターとして読み解くと、当時の庶民の支持と熱狂が解り易い。国際連盟を脱退して英雄視されただけではなかった。
(以下は書籍とは無関係)小泉純一郎政界引退のニュースが大きく報じられる。総理時代の米国のイラク戦争支持の責任を問うようなマトモなメディアは無い。横須賀に原子力空母入港と麻生新総理誕生と、どれが何をタイミング謀ったのか解らないなかで。
危険なくらい優秀な秘書官があっての小泉劇場。と思いつつ、小泉の騙りの酷さは幼稚の度を越していた。あれを自分の言葉でハッキリもの言うと喜ぶ支持者や、ある意味天才などと冷笑してかわす知識人、なにもしない自分、無駄に怒り狂ってたのを思い出す。
NHKの夜7時の全国ニュース、小泉改造内閣で安陪晋三が官房長官に選任された時、【政界のプリンスが〜】と報じたのも苦い思ひ出。