ウイグルのカーペットに詳しい日本人の著者による考察と紀行。化学染料の害の話、短命だった東トルキスタン共和国など、専門書の中央アジア史でサッパリ頭に入らなかった状況が面白く読める。 ホータン（和田）で20世紀初頭、アルメニア出身のカレキン・モル…

昨日に引き続いて山のような天気。黄金週間の色が怪しくなって来た｡ 電車通勤、ニュースを重く受け止めていたつもりが、いつも通り先頭車両に乗ってしまう。

湿気を含む週明け。寒暖、晴れ雨を繰り返す山のような天気。西へ電車通勤。牧歌的仕事。昼に弁当を喰いながらラジオで尼崎の列車事故を知る。死亡者数が増えて行く。帰りの駅ホームの売店では扇情的な見出しが売られていた。漠然と関西圏に住んでいる知り合…

ドキュメンタリー映画の佐藤真監督の講演と編集中の一部上映。 『エドワード・サイードの映画まもなく完成』 最初の構想だったというサイードの人生を辿る旅からズレて、パレスチナ難民キャンプの一家のありのままの記録と、米国での遺族の語るサイード像や…

晴れ。午後風強し。 アンテナ監視中のサイトで、台湾軍兵役中のあんとにー軍曹が更新。電車男が台湾上陸だす。好日と抗日は前門の虎後門の狼か・・・ 昼寝して映画一本見逃す。

『ルート181』パレスチナ〜イスラエルの旅の断章Route 181,Fragments of a Journey in Palestine-Israel (2003年フランス・ベルギー・ドイツ）作品公式ＨＰ http://www.momento-production.com/route-181-gb/index.htm実現しなかった1947年の国連のパレスチ…

晴れの休日。図書館経由で赤坂のアラブ映画祭へ。

意地悪な客なので観る前から心配していた、打倒フセイン的な作為は感じられず、米国を肯定する内容でもなくて安堵。去年見たトルコ映画『少女ヘジャル』は国内のクルド人の現状をトルコ人自身に問う内容だったが、『少女ジャーン』は世界発信と各国に散らば…

『少女ジャーン』Life(2002年イラク・米) 公式ＨＰ（各国語での解説。映画の場面と実際の写真多数あり） http://medyaarts.com/jiyan.htm 88年イラク軍の毒ガス攻撃を受け多数の死傷者が出たクルドの町ハラブジャ、数年後に在米クルド人が単身で孤児院を建設…

曇天の休業日。

『忘却のバクダッド』（2002年イラク・スイス・ドイツ） 作品の公式ＨＰ（映像と英独仏語の解説） http://www.forgetbaghdad.com/ ２時間近いドキュメンタリー。サミール監督は55年バクダッド生まれスイスで育つ。イラクからイスラエルへ移住した親の世代の…

晴れ。休業日。夏物出して洗濯。

『眠れぬ夜』Sleepless Nights(2003年エジプト) お金持ち仲良し男女の、夫婦喧嘩や結婚前の回想を交えたラブコメ物。←省略過ぎ タイトルはアラブの歌姫フェイルーズの曲から。劇中歌われる。監督のハーニ・ハリーファ氏は日曜のアラブ映画シンポジゥムに出席…

昼前から雨。仕事楽でも濡鼠。自転車でアラブ映画祭へ行く夕刻と帰宅時は雨の止み間だった。雨カッパのスゴイ匂いに鬱。

夕刻。アラブ映画祭2005へ 『私の王子様』The Prince(2004年チュニジア） 花屋で働いている貧しい青年が恋をした女性は、階層の違う銀行のキャリアウーマンだった。（恋愛モノは苦手で超省略） 上映途中に後ろに座って小声でボソボソ話していた外人客が、来…

暖か過ぎな晴れ。仕事が楽で助かる。

『ラシーダ』 Rachida(2002年アルジェリア・仏)監ヤミーナ・バシール＝シュエーク 首都アルジェの街中でテロリストの強要を拒んだ若い小学校教師が腹部を撃たれ、命を取り留めるが、静養先の田舎も銃を持った無法者に怯える社会だった。 ・・・・・映画の紹…

曇りの一日。仕事には丁度好い気温。

「カサブランカの天使」In Casablanca The Angels Don't Fly（2004年モロッコ・伊） 喧騒の都市カサブランカへ出稼ぎに来ている、アトラス山出身のベルベル人三人の男達の忙しい日常と故郷に残してきた大切なものとの溝を描く。 車が渋滞迷走する街中を、ウ…

全国子ども電話相談室に山口もえがペットの先生として出演。ラジオだとしゃべり方が異常に気になる。自分の中のブス人格が拒絶反応。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 昼過ぎに自転車で皇居付近を通ったところ、内堀通りの長い区間が 自動車通行…

晴れの休日。

アラブ映画祭2005 ２日目に自転車で行く。 http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/movie/arab.html 「露出不足」Underexposure（イラク・独2005）米軍のイラク侵攻の2003年からフセインが捕まるまでのバクダッドを、 材料不足の中で20年前の状態の悪いフ…

薄曇りの休日。日没からはまだ寒い。

映画の中では村を行き来している行商人が郵便代行もしている。村人達のリクエストをダマスカスのラジオ局へと街のポストから投函する。坂の向こうに光る「海面」らしきものが映っている。地中海に面した街タルトゥースの風景が想起される 船で沿岸のエドワー…

ラジオのリクエスト（2003年シリア） 村人たちはリクエスト曲を流す人気番組を、ラジオがある丘の上の家に集まって毎週聴く。ウンム・クルスームの曲など各人思い入れのリクエスト曲と様々な人間関係。居候の聾唖男がお騒がせな道化の役回りで、のどかな農村…

今日から自転車通勤に。交通安全週間と葉桜。 夕刻に赤坂へ映画を観て帰ると都内を三角に走る儀礼のような初日。

2002第四巻をＤＶＤで観る。メインはペプシ特集か。コカコーラとの比較広告はやはり日本人には合わない。これには収録されていないが、以前日本国内でオンエアされたＣＭでチンバンジーにペプシとコカコーラを飲ませる実験というＣＭがあった。勿論ペプシを…

盲流―中国の出稼ぎ熱とそのゆくえ 中国の出稼ぎ熱とそのゆくえ 89年天安門事件が起きた年の異常な出稼ぎブームのルポ 変化が早いので今現在とはまた様相が違うと思うが、根本は変わっていないのかと思う。 基本は緑の革命のような、農村の合理化と人余り、化…

朝から徐々に雨の１日。朝通勤も仕事中止でＵターン。

「シルクロード悠々」 色川大吉 著 80年代前半の古い紀行でも、古代の歴史と今の国家紛争に巻き込まれる旅人としての私怨まで率直に書かれている。後年破壊されることになるバーミヤンの石仏のアゴまで登り、通説の「イスラム教徒に顔を削られた」のではなく…