前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

架空実況中継&こども電話最終回

NHKラジオドラマアーカイヴスで架空実況中継シリーズ第一回『決戦・関が原』関ヶ原の戦い(昭和32年3月22日初回放送)を放送してくれた。 
製作者の西沢実『ラジオドラマの黄金時代』で、作品の存在を知ってから今回の放送はとても楽しみで待ち遠しかった。聴いてみると講談調の台本をアナウンサーが戦場から生中継として演じるモノで、トボケた解説者や棒読みの勝利者インタビューもあり。アナログ効果音とオーケストラでの音楽。原音をデジタル化しているせいか、戦場を演じている収録スタジオの高い天井が反響音で想像できるクリアさも、ああ非情なり。


計31本あるという他の回も架空の設定が面白い。近未来の月面基地から・ジャンヌダルクの火刑場!から・・・。
当時の録音が残っているなら、出し惜しみせずラジオ深夜便枠でも放送希望。


●昭和39年から長寿放送のTBSラジオ『全国こども電話相談室』が番組リニューアルのため本日が最終回だった。
告知によると、ナマ電話で子ども達から質問に答える今までのスタイルが変わる。至極ざんねん。質問の電話が減ってたせいか、回答者の先生たちの対応が不足だったせいか、生活スタイルの変化のせいか分らない。
新番組に期待をしないわけでもないけど、もうあんな手に汗握る生番組は聴けないだろう。作り手側としては予測不能な展開は極力避けてスマートな番組にしたいのは分るけど、子どもは元々そういう生き物んだし・・・。


だいぶ前に毎週早朝の放送枠で、ふつうの幼稚園を訪問しては歌声を流す短い番組があった。なかよしの合唱のなかでひとり狂ったように絶唱する小僧とか居て、も〜聴いてるこっちまで元気になった。


微細なノイズも排除する、なんて世界は息苦しい。