前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

アラブ映画祭終『ラミアの白い凧』

ドキュメンタリー映画の佐藤真監督の講演と編集中の一部上映。
エドワード・サイードの映画まもなく完成』
最初の構想だったというサイードの人生を辿る旅からズレて、パレスチナ難民キャンプの一家のありのままの記録と、米国での遺族の語るサイード像や、チョムスキー等親交のあった知識人へのインタビューの二つの旅になるという。公開は秋以降。
製作中の詳しい話を聴くのは初めてなので、観る責務を感じる。
昨日上映の『ルート181』と重なる話もあった。
パレスチナ問題は知れば知るほど、言い切りが出来なくなる。


『ラミアの白い凧』The Kite(2003年レバノン) 

2003年ベネチア国際映画祭銀獅子賞。
監督ランダ・シャッハール・サッバーグはフランスで映画を学んだ
レバノン出身の女性。
舞台は現代のレバノンイスラエル間に分断された村。
16歳のラミアが村の長老会議の決定で境界を越えて嫁ぐ。否、
嫁がされる。イスラエル軍の監視塔には彼女を想う若い兵士がいたが・・・、


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映画祭最後の上映とあって、観客も入りが良かった。
帰りは「煮えきれぬ感想」をエネルギーに自転車を漕いだ。
地雷を使って最後におとぎ話ってアンタ・・・


兎に角、アラブ映画祭終わり。
史上最低の映画評を読んでくれて、やあご苦労。