前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

民族は浄化か賛美しかないの?

意地悪な客なので観る前から心配していた、打倒フセイン的な作為は感じられず、米国を肯定する内容でもなくて安堵。去年見たトルコ映画『少女ヘジャル』は国内のクルド人の現状をトルコ人自身に問う内容だったが、『少女ジャーン』は世界発信と各国に散らばるクルド人向けなのかもしれない。
冒頭での「ヒロシマナガサキはまだいい…ここは世界に見捨てられている」とのセリフ字幕にグサリと来る。


戦争の惨状を伝えること、平和をうったえること、それらがイベント化して綺麗に片付けられる。悲惨な世界のインフレに人は麻痺して馴れていく。
謎の薬品を浴びて超人になるアメコミを思い出し。
中国東北部での旧日本軍の化学砲弾処理は……現実逃避。