前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

原発

検証 東日本大地震の流言・デマ

検証 東日本大震災の流言・デマ (光文社新書)作者: 荻上チキ出版社/メーカー: 光文社発売日: 2011/05/17メディア: 新書購入: 6人 クリック: 212回この商品を含むブログ (39件) を見るはてなダイアリーでも書いている若手論客の新書。TBSラジオ木曜Digのパー…

脱原発パレードを歩いて思うこと

脱原発のアピールに明るい鳴り物や同じスローガンが必要だとしても、個人的には葬列のような静かな行進がしたかった。そんなんで何の抗議になるのかという自分への反論を置いといて。 日本でデモという行動が一般に浸透していない理由に、何かのイデオロギー…

福島原発難民 南相馬市・一詩人の警告

福島原発難民 南相馬市・一詩人の警告 1971〜2011年 若松丈太郎(著)コールサック社/刊 長年福島県浜通りの相馬地方で学校の先生をしながら、早くから原発を警告する詩を発していた方の作品・文章を、この時期に緊急出版した本。(詩よりも新聞・雑誌・会…

永遠のチェルノブイリ/被爆(ひばく)の森はいま/見えない敵

NHK BS1世界のドキュメンタリー シリーズ チェルノブイリ事故25年として放送3本を録画で視たのでメモ。 「永遠のチェルノブイリ」Chernobyl 4 Ever 2011年(NHK国際共同製作) 事故当時を知らないウクライナの若者たちの健康被害と、ネットゲームで描かれる…

週刊ダイヤモンドの原発特集「電力喪失」を読む。

週刊 ダイヤモンド 2011年 4/16号 [雑誌]出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2011/04/11メディア: 雑誌 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見る夏の電力不足を分析しつつ、分り易いイラスト図で、地域の発電所から各電力会社の組織まで。これ…

原発デモと都知事選と現状維持

世界各地で反原発デモが予定された日曜。東京都内では芝公園と高円寺で行われた。 都知事選の投票を済ませ、昼過ぎ自転車で東京タワー近くの芝公園の桜満開の敷地へ「浜岡原発すぐ止めて!」市民集会を眺めて、デモ行進に参加。長年の反原発・脱原発をそれぞ…

海洋汚染の罪深さ

湾岸戦争当時に海部政権がアメリカの軍事作戦に90億ドル供出した時、911後の一連のイラク戦争でも小泉政権が速攻アメリカを支持し協力した時、末端のいち国民として結果人殺しに加担してる事に繰り返し怒り恥じた。 今でもテロとの戦いと称して、米軍はイラ…

いわきは安全なのか

せっかちで親切な叔父さんの車で回った14年振りのいわき。 父方のお寺の墓地の墓石が数多く倒れていた。被害が多い海岸の町へは行かなかった。親戚の話を聞くと沿岸部に住んでいた友人や仕事仲間が行方不明とのこと。車や建物丸ごと波にさらわれたので遺体は…

FMいわきを聴く

日本全国の登録されたラジオ局のサイマル放送を聴けるiPhoneアプリでFMいわきを聴く。昼休みの時間帯には、身元不明の方々の遺体の特徴を短く伝えている。それが終わるとギターのインストルメンタル曲・・・。他の時間帯に聞いても、水や配給など生活情報は…

災害なくとも毎日ラジオ

金曜の大地震発生から津波、原発事故と。 WebとAMラジオで日々のニュースを得ているから、悲惨な映像は見ていない。生まれ育った場所から近い所も津波被害を受けてはいるけど、正直実感がわかない。気候が温暖な福島の浜通りには良い意味で郷土愛が薄いと思…

オンカロ「地下深く永遠に 〜核廃棄物10万年の危険」

先月BS世界のドキュメンタリーで放送された番組の中で興味深かった、フィンランド地下深く高レベル核廃棄物貯蔵施設「オンカロ」建設と関係者たちのインタビューを静かに淡々と紹介する作品 「地下深く永遠に 〜核廃棄物10万年の危険」デンマーク製作 2010…

セミパラチンスク 18年後の現実 〜カザフスタン核実験場跡〜

NHK BSハイビジョンで10日(月曜)20時から90分枠で海外共同制作 【セミパラチンスク 18年後の現実 〜カザフスタン核実験場跡〜】が放送される。 以前『BS世界のドキュメンタリー』50分枠で放送されたもののロングバージョンかなと。旧ソ連の核実験場…

コンセントから原発

最近視たテレビCM・原発の広報は、日本の電力供給のうち原発の割合は全体の3割と説明されていた。以前は4割と騙っていたはず。国の原子力行政を長年監視する地道な市民運動からの要望を少しは受け入れたのか?東海村のウラン漏れ事故以来は、原発施設の…

ヒバクシャ 世界の終わりに

ヒバクシャ―ドキュメンタリー映画の現場から作者: 鎌仲ひとみ出版社/メーカー: 影書房発売日: 2006/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る 「六ヶ所村ラプソディー」に繋がる前作「ヒバクシャ 世界の終わりに」制作記…

記憶の地層

陽射し強い晴れ〜曇り。屋外頭脳労働。 ニュースで久々に原風景を幻視。白亜紀の化石フタバスズキリュウが分類上で一段上の新属になった。どこが独特なのか、詳しい記事は探せなかった。夏の風物詩恐竜イベントにあわせたのか、「のび太の恐竜2006」の広告効…

核燃の村 苦悩と選択の記録 青森県六ヶ所村

90分の番組枠は地上波では貴重なETV特集を視る。 核燃が来る前の石油コンビナート巨大開発計画が持ち上がるところから映像と村民の証言で構成。反対派・凍結派・推進派への変わり様、理屈より私怨に動く正直な人など・・・90分に収まりきれない事も当然多…

冷戦という童話

70〜80年代に民社党という政党あり。自民よりタカ派と呼ばれた党で、一応労働組合が支持団体についていた。否むしろ業界だったのかも。 未だ政治に関心薄く、野党で労働組合なら「左」じゃないかと幼稚に思っていた当時、ある本で民社党が電力業界と防衛産業…

アジアの近代化と少数民族

辺境の民―アジアの近代化と少数民族作者: 三留理男出版社/メーカー: 弘文堂発売日: 1996/05メディア: 単行本 クリック: 15回この商品を含むブログ (1件) を見る東南アジア各国の辺境で近代国家の軋みにあう民族の記憶。 ページの半分以上は各地の写真で占め…

長崎の原爆記念日の今日。原発事故で死亡者が出た。 放射能漏れは無しと発表されても信用できず。一体いつまでこんな危険な箱物を運転させるのか?のべ20年しか使えず、汚染物質の半減期の管理を万年単位でやろうという錬金術。 電力の四分の一が原発とい…

当時、畳敷きだった池袋演芸場に通っていた。 昭和の終わりかけに始まった「放送禁止落語会」の客の熱気は凄かった。 日頃客数が10人を切る同じ寄席とは思えない、大衆の期待とフラストレーションを共感。この空気を記憶せねばと強く思いつつも、笑いすぎで…