前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

コンセントから原発

最近視たテレビCM・原発の広報は、日本の電力供給のうち原発の割合は全体の3割と説明されていた。以前は4割と騙っていたはず。国の原子力行政を長年監視する地道な市民運動からの要望を少しは受け入れたのか?東海村のウラン漏れ事故以来は、原発施設のある町や村での避難訓練などにも「広報」の絵として使われている。以前のような、安全で夢のエネルギーだとか、平気で騙る幼稚な行為は視られなくなった。千回言おうが嘘は嘘。
なんにしても、巨額の宣伝予算を既存のメディアにばら撒いて、原発行政に文句を言わせず、クリーンエネルギーとのたまうのは変わらない。
放射能廃棄物の半減期を管理する技能もないのに、コストが安くてクリーンだと騙る連中が多過ぎる。知能指数とか脳トレ以前の問題かも。高レベル廃棄物は深海に捨てるしかないという一部の本音も聞くけど、居直りと正直は違う。


池袋芸術劇場地下展示場で無料開催中のチェルノブイリ20年の刻印〜広河隆一写真展」を視て来た。
チェルノブイリ子ども基金主催。3日・日曜まで)
この運動の詳細は知らないけど、メインのパネル展示では伝える手法の試行錯誤を感じた。写真で視ると美しい廃村にしか見えないジレンマを再認識。今回覚悟してた病気の子どもの写真は少なく抑えて、日本への繋げ方もとても静か。被災した現地でも写真展を行なわれていて、来訪者の感想ノートと訳文が置いてあった。展示品を視て湧き上がる複雑な感情の代弁が読めて好かった。