「スターリンへの贈り物」
昨日、江古田映画祭で2008年制作カザフスタン映画「スターリンへの贈り物」を観た。
主人公のユダヤ人少年と晩年のエルサレム映像には旅で出会ったロシア系イスラエル人を想起。
少年浮浪者グループリーダーにはソ連末期のロックバンド「キノー」ビクトル・ツォイの父親の境遇を想像してしまう。
カザフといえば西にソ連バイコヌール宇宙基地、東には四百回以上使われたセミパラチンスク核実験場!!
311後に知ったウラン鉱山からの生産量世界一という超被爆国で。
過去にカザフが舞台の映画や写真をなんだか色々と観た記憶があるなと、長年の放置ブログ(今ココ)に検索掛けたら、まさに「記憶の習作」(byキム・ドンリュル)の数々。BGMにかけるにはもったいない。
📺[가사/歌詞] 전람회(展覧会) - 기억의 습작(記憶の習作) 🎵 - YouTube
はてなブログをはじめてからもう20年近くになって、ずっと放置してることにも驚くけど、自分の過去文の幼稚さデタタメさにも驚愕する。備忘録にもなってないポンコツな体裁で全人類に申し訳ないと。
それでもかろうじてカザフスタンを舞台にした映画を観ていた事が再確認できた。
赤坂ツインタワーの国際交流基金で開催された中央アジア映画祭で観たのだろうか「金色の雲は宿った」とても重たくて誠実に作り込まれ今も脳裏にベットリと焼き付いた映像は「スターリンへの贈り物」前編に継承されてると感じた。
2000年代に東京都写真美術館で観た国際報道写真展から、バイコヌール宇宙基地から草原に落ちてきたロケットブースターを解体転売する人々を追った作品に度肝を抜かれた。
その解体現場を映し日本公開されたドキュメンタリー映画「スペース・ツーリスト」を観て、ニンゲンの逞しさと至高さと愚かさを痛感しつつも、
後年、中国インディペンデント映画祭で観たドキュメンタリー「天から落ちてきた!」のロケット落下被害にも驚愕した。
中国で検閲に通らないインディペンデント映画を日本で見よう! | Offshore
宇宙開発、ロケット技術、核爆弾、ウラン鉱山、被爆。なにもかも円環ス幼稚で残忍な国家システムに生きてる不思議。