前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

吉林から瀋陽

konton2007-08-13

朝7時に吉林から高速バスで瀋陽へ戻る。今回初めて切符の値段が100元を少し越えた。乗務員が女性ふたり、貫禄あるおばさんがマイクでアナウンスするとなぜか乗客から拍手。せっかくの窓側の席も小雨交じりで曇る。映画は2本上映。チョウ・ユンファ主演の「ハードボイルド」とジャッキー・チェン主演の警察モノ。版権をちゃんと払っているからなのか、割と古い香港映画二本立て。
途中の四平サービスで小休止あり。


ノドが痛くなるので飴を舐めながら5時間。瀋陽へは正午に着いた。前回の宿よりさらに南寄りの招待所へ入る。見た目清潔そうで、実際に招待所のなかでは高級志向?な宿だった。70元でツイン・トイレと温水シャワー付きを薦められる、ハルピンで泊まった宿と同じグレード。でも今回は外の景色が見れない40元の個室にする。部屋の広さは充分だし。



鉄道の瀋陽北駅も割と近いので、そこでバス路線が載っている交通地図を買って、路線バスで五愛市場まで行く。通りの向かいには吉野家マクドナルドなど。日用雑貨の巨大市場を想像して行った割には、ショッッピングモールに整然と店舗が並んでいて予想外だった。客もそう多くない。それでも南口からは、長距離バスやトラックなど各地へ大量の商品の出荷が見られた。




元の名前を知らず


西塔


コリアンタウン


駅まで戻って、今度は瀋陽駅の手前でバスを乗り換えて、鉄西地区の西にある公園内の蒸気機関車博物館を探す。夕方早めの帰宅ラッシュのせいかバスは超満員だった。おまけに最寄りの停留所が分からず、かなり手前で降りてしまう。凄まじい交通量と排ガスの通りを延々と歩く。立体交差で公園の入り口が分からず行き過ぎたり無駄に歩き廻って、夕日が迫る森林公園の中へ、諦めかけた頃に博物館を見つける。

ネットで調べた通り休業中だった。玄関にはなんの説明も書かれてないけど。ガラス越しに展示された機関車が何両も見える。

真ん中あたりに有名な満鉄の特急あじあ号。夕刻の博物館前は愛犬家の社交場になっていた。


日没直後の街をバスで戻る。逆向き路線は空いている。快適……と、思ったら乗り換えバスが待てどもなかなか来ないっ。普通ならタクシーに乗るけど、どうも意地になると歩いてしまう悪い癖。疲れているのに更にまた5キロ近くを歩いて宿へ。夜10時にぐったりして宿まで帰る。この癖は長年治らない困りモノ。

毛沢東像の前で踊る中高年。曲はまたまた北国の春