前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

もうひとつの世界

グローバリゼーション・新自由主義批判事典
グローバリゼーション・新自由主義批判 事典
共著の分厚い翻訳本。「事典」というよりキーワードのコラム集とここからそれぞれ関連問題の紹介本にもなっている。一年前にまとめて読んだ現状のグローバル経済批判本(オルター・グローバリゼーション)の流れに位置する。浅はかな過去の言及日記での感想も今と大きな変わりはなかった。必要な役割だと思うけどアバウト善と悪で断罪する論点には矛盾も多いし、ラジカルな運動のリーダーたちを褒めすぎな感あり。とはいえ、米国の反テロ法・愛国者法の解説などはもっと詳しく知りたくなる。


モンサント社製の強力除草剤「ラウンドアップ」が、それに耐性のある遺伝子組み換え作物の種子 「ラウンドアップ・レディー」とセットで農家に売っているという商法に驚く。種子は毎年買い続けるシステム。さらに2000年からの米国のコロンビア計画(麻薬栽培地帯の撲滅作戦)で同商品が枯葉剤として大量に空中散布されたている。現地の農民が食べるための作物まで根こそぎ枯らしたり、人体にも被害が及んでいる。
日本でラウンドアップは90年代にニュース番組のCM枠で、最近のラジオCMでも何度か耳にしてた。
大量破壊兵器」って青い鳥と一緒で、とっても身近にあった事にいまさら気づく。