前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

KARAプロジェクト始動

去年秋のアルバム「Full Bloom」と活動ステージで5人では最後のKARAが年末に活動を終え、ニコルとジヨンがDSP事務所と契約終了し脱退した。いつの日か再結成を望む気持ちはあるけど、5人でこれまで充分やり切ったと思ってる。今後3人のまま今年後半に活動再開するのか、メンバー補充するのか、ファンの反応を視ているようで結局は待てなかった事務所側。今月末のソウルファンミ、東京ファンミ開催の前に事務所は候補者の中から新メンバーを選ぶKARAプロジェクトを始めてしまった。直後にリーダーギュリがファンの心情を察して謝るという残念な展開。


7人の候補をひとりひとり紹介していく短い動画には、日本デビュー済みPURETTYメンバーも3名入って、おのずとグループ終了という妙なサプライズ。DSPガールズとしてKARASIA 1stツアーの前座で「with」ステージを視たのも遠い昔のよう。


とはいえ強制盛り上げ曲でアゲられると降参するしかない。


2007年3月に4人組KARAがデビュー、アルバム完成度は高いけどステージ活動で一般の人気は出ず1年あまりでメインボーカルのソンヒが脱退。2008年初夏にハラとジヨン加入してSweetuneプロデュース「ROCK U」で再スタート。新メンバーの成長と共に成熟した楽曲を提供していったSweetuneチームは、日本デビューでは「Mister」「ジャンピン」ファーストフルアルバム、ソロコレクションも手がけてくれた。解散騒動解消後のJ-POPクォリティの楽曲アルバム量産は、それ以前との落差があまりに残念すぎたので日本での新曲活動には期待できなくなった。


次の新生KARAで誰がメンバーになるのかよりも、グループの方向性を決めるプロデュースが誰になるのかが気になる。


もし日本人の経営者なら、これまでのヒット曲を補充するだけの無難で愛嬌あるメンバーを選ぶだけかもしれないけど、後輩で無冠のRainbowよりもKARAを未熟なグループには戻せないはず(この時点でハードル高い)。韓国国内では多くの強豪グループとの違いや、前作よりも異なる成長したステージを観せ続けていかないと、過去の名声だけではファンにも支持されないだろう。
最初は仕方ないけど、ベテラン3人にはこれまでのヒット曲のイメージだけに囚われずに、新しいKARAを作り上げて欲しい。メンバーたちへの期待は常に倍以上で返って来るけど、事務所にはいつも驚かされ続けてる気持ち乱高下なファンの日常は未だ続く。