原発川柳句集 〜五七五に込めた時代の記録
- 作者: 乱鬼龍尾藤一泉高鶴礼子楜沢健レイバーネット川柳班,レイバーネット川柳班
- 出版社/メーカー: レイバーネット日本川柳班
- 発売日: 2013/12/21
- メディア: 新書
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直ちにの ツケをそろそろ払わされ (斗周)
憤死して 千では足りぬ風になり (斗周)
一億が 被曝手帳を持たせられ (乱鬼龍)
フクシマを 置き去りにする愛国心 (なずな)
ゼネコンに 盆と正月福の島 (笑い茸)
孫たちが 遊びに来ない家にされ (笑い茸)
同郷の 友にも吐くか「非国民」 (笑い茸)
忘却が 何より味方推進派 (なずな)
====================他、傑作多数。
原発事故の発狂寸前な怒りを吐露するには、川柳で人をぶった切る様な鶴彬の降霊こそふさわしい。
レイバーネット川柳班編「原発川柳句集」をご活用ください
小冊子くらいの中に、痛感する句が、底なしの怒りを言語化してくれる論評が載っていた。こんな表現活動もあるのかという希望。