前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

日本語から偽装表示を抜いたらダークマター

先日記事になってた、池袋に文化大革命時代のアイテムを配置した食文化大革命なる食堂がひっそり開店していた。大陸ではかなり前から文革時代のアイコンやポスターは現代アートに再加工されたりしているのは知っていたけど、探して食堂へ行った方の情報や写真を観るかぎりは、とても控え目すぎる「文革」アイテムと普通の中華料理店の様だ。ロケーションが自分好み過ぎる。本気で再現されても困るけど、いつの日か20世紀の狂気な時代をテーマパークにした娯楽が出現するとは思っていた。東ドイツのイタすぎるテーマパークとか当時は夢見てすらいた。日本のマニュアルサービスに対するアンチとして、廃屋の様な教室で無愛想なおばさんが冷めたスープを出すソ連の大衆食堂とか、いろんな意味での雑味を一度だけなら味わいたかった。

311以降は自分自身がイカレた社会のど真ん中に生きてる自覚に日々痺れているので、命がけだったソ連時代の傑作ジョークも文革時代の特殊用語などに共通しているヒトの底なしの愚かさを、もう他人事としては笑えない。幼稚なロジックで中韓をこき下ろす若い論客がメディアに出てくると、戦中の狂った標語でさえ薄味に感じる今日このごろ。