前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

オトナ帝国の悩み

板橋区大山にある「バッタもん」へ初めて行ってきた。仮面ライダー2号こと一文字隼人役の俳優 佐々木剛さんの居酒屋。
ご本人様とは軽くご挨拶で、直接対面してお話するのは気が引ける。お店に会いに来てそんなこと思うのも矛盾しているけど、子どもの頃の憧れのヒーローにこんなに簡単に会えていいのかな?という違和感と、ツーショット写真は自分なんかダメだという妙な劣等感。遠くからお店を訪ねて来る方も老若男女と多い様子で、今も体格の良いあるじは気さくに一緒に写真を撮ってくださってもいる。佐々木さんのファンクラブ「弐号会」の常連さんと少し話もさせてもらった。お店のモニターで別の常連さんが持ってきたDVDの上映を覽つつ、今現在どの時間に生きているのかなと混乱もする。ショッカーの首領の声が先日亡くなった納谷悟朗だった事に気付く。
仮面ライダー世代であるのは間違いない。ライダーベルトと変身ポーズという画期的な2号が好きだったし、番組がV3になっても遠く南米の地で活躍する2号を想像していた。


特撮にも詳しい同行者と当時の特撮作品をあれこれ話しながら、いつも同じ問いに立ち戻る。我々世代は当時ヒーローが、ヒーローを演じた役者が伝えようとした、「正義のために戦う」ことを、大人になった今・・・
子ども時分には作品の奥深さに気づかなかったウルトラセブンの完成度、仮面ライダーに代表される石森ワールドの斬新なアイデア、ワレワレは永遠に超えられないのではないかと。


また来ます。