前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

日本 失われた30余年

日本のざっくりサブカルもアイドル文化とやらも語る気はないけど、日本のテレビ番組をyoutubeでチラ見する事が増えていくと、溜まっていた不快なものがこみ上げて来てしまう。


60年代の日本の流行歌手は大人になってから初めて聴く曲が多い。中にはアメリカの流行りを和洋折衷でこさえた珍曲も多いけど、今も懐メロで残っている曲の数々はメロディーが流麗だと思う。詩のチカラも感じる。
70年代中頃から、日本人のアイドルへの趣向に病的なものを見出してしまう。


例えば、山口百恵のデビュー曲。
幸薄いやせ細った子に、日本全国に居るエロ親父の望む少女像を歌わせるステージ、視ていた当時は子どもだったけど、オトナが何かHな事を痩せた女の子に歌わせてる事は伝わった。


例えば、浅田美代子の音痴な歌。
隣のお姉さん的な素人くささを「商品」にした訳のわからないアイドルの価値観は今も一束幾らで売っているし、連日要らないニュースにもなっている。
歌のレッスンを受けさせないという事務所の方針もこの辺りから「戦略」になっていたのかもしれない。
それに安い電子音で打ち込み系の曲が量産される。生声はスタジオで上手に加工され世に出る。
平べったい体にビキニなど着て笑顔。胸の大きな子は水着での宣伝で人気が出るルートも確立される。


日々、基礎レッスンを積んでデビューさせるという手法は、有名になった女性アイドルには少なくなって、ただ可愛いだけの何もできない「あどけなさ」がTVで売られていた。