自由報道協会が追った3・11
- 作者: 自由報道協会・編
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2011/10/04
- メディア: 単行本
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この中の著名な何人かの書かれている事は、本になる前の段階でネットやラジオで聴いていたので、スラスラと読めてしまったけど、これも震災後の感覚マヒなのかもしれないな。
以下は気になった箇所を雑記。
【原発NO!イタリア国民投票に影響を与えた福島原発事故】田中龍作
地中海のサルディーニャ島にあるクイッラ演習場(諸外国に貸している)で試射される中に劣化ウラン弾もあるとの疑惑。近隣住民の白血病や癌、家畜の奇形が生まれている。
【東北の漁村を蘇らせるー 唐桑半島の漁師たちの不屈の試み】西岡千史
気仙沼の北に位置する唐桑町でのカキ養殖復興の動き、CSF【コミュニティ・サポーテッド・フィッシャリー)被災した漁民へ消費者が先払いして復興を助けるしくみ。一口1万円の復興オーナーを募集して、支援してくれたオーナーには一口あたり20個の牡蠣とホタテを届けられるよう、養殖場の再建をすすめているとのこと。
水山養殖場HP内復興オーナー&サポーターズ
http://mizuyama-oyster-farm.com/owners&supporters.html
春から夏にかけて週末ボランティアへ通っていた時、戸惑った光景がある。交通渋滞とパチンコ店前の繁盛ぶり、地元の方の話では原発作業エリアで働く多くの人達が休養で安全圏のいわきまで南下して遊ぶから、業種によっては儲かってるとのこと。
【ゴーストタウンはどこに消えた? 〜人口急増中いわき市の不動産事情】中澤大樹
温泉街の東電保養所化や不動産事情について書かれている。
【警戒区域の酪農家が見た希望の光 〜牛に餌やりを続けるエム牧場】渡辺真
福島第1原発から14キロにあるエム牧場・浪江農場で始まった「希望の牧場」支援プロジェクト」牛を殺処分せず生かして除染の方法を研究するプロジェクトとのこと。
希望の牧場 HP
http://fukushima-farmsanctuary.blogzine.jp/
【一人のつぶやきから始まった「子どもたちを守る全国ネットワーク」】白石草
危機感を感じている子育て中の母親たちがツイッターとSNSコミュで知り合い情報共有、ネットワークの融合までの過程が興味深い。
子どもたちを放射能から守る全国ネットワークHP
http://kodomozenkoku.com/