「韓流」と「日流」 文化から読み解く日韓新時代
「韓流」と「日流」 文化から読み解く日韓新時代 (NHKブックス)
- 作者: クォン・ヨンソク
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2010/07/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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特に小説については全く知らなかった。日本の書店で「嫌韓流」や中身の無い中国中傷本が平積みされてる頃に、韓国の本屋では村上春樹や宮部みゆきや江國香織が売れていたのか!
自分が読みかじってる韓国情報はまだまだ浅いと再確認。
韓流ドラマが「冬ソナ」の次にニャングム「チャングムの誓い」でブームに終わらず時代劇まで幅が広がり、長編の歴史ドラマなど新旧作品を韓国よりも沢山放送する日本の現状。現代中国の朝鮮半島への歴史観に対抗するためのキャスティングの推測も面白い。
韓国の映画やドラマは巨匠や権威の不在で、新規参入や実験的なドラマが作れる事と、日本の作品にありがちな予定調和との違い。ドラマは視ないけど他の業界にも言えそう。
平日でも新大久保界隈コリアンタウンの拡大と大混雑ぶりは驚くけど、K-POPやドラマがきっかけで韓国語学習を始めている世界中の人たち、アバウトな韓国への好感度だけではなく、半島の歴史にまで興味を広げている人達は多いのではないかと思う。こういう時こそ東京ドーム何杯分という単位を使って欲しい。