前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

「ラジオ記者、走る」

ラジオ記者、走る (新潮新書)

ラジオ記者、走る (新潮新書)

在京のAM局文化放送で報道担当だった清水克彦氏が2006年に出した新書。自分は二十数年前のワールド・ホットライン以来、文化放送のニュース番組を長年聴いているので、是非読まなければと思いつっ〜〜今になった。
 予算と人が少ない中での選挙取材や、災害地の現地報告など、八面六臂の活躍を面白くも悲しく書かれている。ただ、ラジオを聴いたことがない読者を想定したラジオの利便性を説かれているのが・・・
AMファンではないと、この本を手に取る事は少ないのでは?
番組にも使われた文化放送報道部の昔のニュース音源から、諸先輩方に突っ込んで当時の様子を訊いてみる、など貴重な話も載せて欲しかった。

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今週から聴取率調査週間とのこと。二ヶ月に一回という頻度に意味があるのかな?と疑問に思う。ラジオ局を選んで番組を聴く行為は、視覚優先で落ち着きのないテレビのザッピングとは違う、日常生活のリズムにハマった揺るぎのない習慣。その週限りのプレゼントや特別企画で常連さんが増えるはずもなし。