前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

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十三回忌イラズ

先日、田舎の婆さんの十三回忌に出席してくれと親から言われて即断った。
元々田舎の親戚とは自分だけ疎遠になってる。13年前の葬儀に参加した時に、寺と葬儀社とセレモニーホールの自動化ラインにあ然としてから、墓参りすら行っていない。


当時の葬儀費用は婆さんのコツコツ貯めた預金からだし、昔ながらのご近所さん総出の葬式を望むのは無理な事は判っている。葬式仏教が更に便利にカネでおまかせコースみたいな儀式でも、田舎を出て疎遠になった人間が勝手に批判するのも横暴だろう。喪主は気苦労で大変だろうし。


とはいえ、親の世代と自分たちより下の世代では「葬儀」「墓」の考えが違う。これから先の寺とのつき合いと葬儀のやり方は否応なく激変するはず。親族の絆が弱い地域の檀家制度と葬式は、見えない世間体で義務的に継承されているだけだし。
 最近まで自分の場合なら散骨・・と考えていたけど、火葬場に直送して完全燃焼してしまえば、灰も拾わず終わりにする事が出来ると知った。土葬は元素として自然界に返る魅力?もあるけど、土地なし者には違法になるし穴掘り面倒だし。


それにしても十三回忌って必要なのか?親戚の顔合わせ以外に意味を見出せない。
死んだ婆さんは、とっくに生まれ変わって親を散々困らせているに違いないのに。