前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

モンティ・パイソン最新作「Not the Messiah」

第三回したまちコメディ映画祭in台東区モンティ・パイソン特集を観に行った。
プログラム内容は
「Not the Messiah ノット・ザ・メシア」(2009年)上映
ゲストによるモンティ・パイソン講義 歓談。
「Meaning of Life 人生狂騒曲」(1983年)上映


客層は老若男女で偏りなく自分の予想よりは女性客が多めだった、会場は池之端の上野東急2で思ったより規模が小さいのも意外。Not the Messiahは本日を除いて日本公開予定は不明とのこと。もったいない。


「ノット・ザ・メシア」は予想外に凄い出来。以前にキリストの一生を映画化した「ライフ・オブ・ブライアン」を下地にしたコメディ・オペラ、一夜限りの舞台の映像。由緒正しきロイヤルアルバートホールで交響楽団+大合唱団を従えて、豪華絢爛な悪ふざけ。


四者によるパイソンマニア談義は、思ったよりも「まったり」
モンティ・パイソン作品への熱い思いも、歳と共に円くなるという事かな。コメディの日英比較はもとより、お笑い全般について考え直す秋もヨシ。

「人生狂騒曲」は昔ビデオを買って何度も観ていたので、他の観客も同じく静かな分析型鑑賞だったような・・・。「ノット・ザ・メシア」と重なるテーマの深読みをしたり、当時は違和感だけ残ったラストの天国ステージなど今観るとかなり安っぽい。「ノット・ザ・メシア」の舞台こそ天国のイメージにふさわしい。