前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

韓国サーカスの生活史

韓国サーカスの生活誌―移動の人類学への招待

韓国サーカスの生活誌―移動の人類学への招待

「韓国サーカスの生活史」
1995年の入団体験を元に、移動する芸能民の人類学?として2007年にようやく出版された本。
95年当時もまだ残っていた日本語での隠語・業界用語、仕事と報酬の不満などで出入の激しいスタッフと芸人達の動き、韓国の世間一般にサーカスはどう見られているのか、「ほぼ半額割引チケット」や客とのよくあるトラブルなども、詳しく書かれている。


自身がサーカス内部で暮らしどこまで仕事に関わっていったのか、記述は少ないけど、
各国のサーカス事情といえばHP「デラシネ通信」。著者自らの仕事体験話は「韓国サーカスの魅力1・2」の対談記事で語られていた。

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韓国国内のサーカスは今も残って興行を続けているのだろうか?
95年の韓国をサーカスを通して記録した民俗研究とも思える。その後のアジア金融危機IMF介入、そして今は凄まじい経済復興と文化の発信源になっている韓国。
期待していた少女時代の日本デビュー版PVのGenie登場シーンは小洒落た「サーカス」から、そして50年代のピンナップガール+自信を無くした日本人のひきこもり支援センターみたいな演出に、・・・いろいろ深読みして無駄に終わる。
 今の願いを言わせてもらえれば、テヨンの生歌が聞きたい。