スタッズ・ターケル
デモクラシー・ナウ!のサイトでスタッズ・ターケル死去を知る。ひとつのテーマで米国の老若男女にインタビューしては分厚い本を出していた老インタビューアー。
80年代に分厚い翻訳本『仕事(ワーキング)!』
いろいろなジャンルの職場の人々に仕事や暮らしを訊くインタビュー集。
- 作者: スタッズ・ターケル,中山容
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 1985/07
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何度もの引越しで処分してしまったがっ。
図書館でも閉架になる古書かもしれない。
無数の人々の体験を自身の言葉で語ってもらう、喜怒哀楽雑じり。
戦争をテーマにすると、未だに善悪だの右左だの歴史観だの鬱陶しい騙りの作品が多いなかで、この本では戦争を纏めて語りようもない呆れた境地が心地よい。
同じ晶文社からは日本人の編者による日本版「日本人の仕事」などもあったが、活字にするとインタビューする人、される人の話上手や面白さが、米国と日本ではあまりに違うことに愕然とした。