シベリア鉄道２００８

ＮＨＫハイビジョン特集の二時間枠で放送シベリア鉄道2008を録画で視る。82年放送のＮＨＫ特集シベリア鉄道の映像が何箇所か使われている、というか路線沿いに四半世紀前の取材地を訪ねる内容だった｡ソ連時代当時は外国人立ち入り禁止だったハバロフスクから先の終点ウラジオストックまでの完全版。
今は乗車の長い時間をケータイがヒマ潰しに使われていた。安いカップ麺の喰い続け組も気に掛かる｡最長9300キロと一週間を越える旅だし｡
ロシア経済の好調､出稼ぎの流れ､日本人抑留者墓地の今、様変わりのバレェ学校、ガスパイプライン計画の街、中露国境交易､昔の外国人未解放地区･･･､

長年シベリア鉄道に乗ってみたいと思いつつ、この内容盛りだくさんな番組を視て諦めがつく｡まだまだ気まぐれ旅には向かない。シベリアのチュメニ油田の街､中央アジアからの出稼ぎ労働者向け『吹雪食堂』でウズベク人が作る料理は、ウイグルで食べた事のあるピラフ『ポロ』と似ていた。中央アジアも広し､と春雨降る極東の島で思う。

満州里の貨物ターミナルから西のモンゴル･ロシア国境へ