丹東から大連へ

丹東から南に下って大連へバスで向かう。ちょうど４時間、映画２本分。

昔視た香港映画のスオーズマン２（東方不敗役がブリジット･リン）と、ハリウッド制作の最近の映画、チョウ･ユンファが主演のチベット僧が神秘な力を使う＆敵がナチス残党というステレオタイプな映画。

丹東を出るときは、昨夜からの強い雨で道路が一部灌水していた。高速に乗るとあとは快適。隣の席は大柄な青年、ケンタッキーで買ったモロモロを食って、ケータイで音楽聴いて寝てる。外資系ファストフードはこの国の物価からすれば未だ割高だと思うけど、中国東北部の各地で視たKFCの店舗は結構盛況だし、こうしてテイクアウトする客を視ると、贅沢からより日常に降りて来た感じがする。

大連開発区を通って旧市街地へ到着。天気はどんより。荷物を背負ったまま１時間ほど安宿を探す、結局駅前に戻って雑多な居住区の中で投宿。年代物の建物は建て増しして造られたのが判るような構造だった。この４０元の個室は酷い仕様。普通は部屋を見てから泊まるか決めるのに、この日は先に払ってしまって後悔する。鉄道駅と長距離バスの出発が近い立地条件で、強気な商売。これは近所の食堂も同じだった。美味くない料理を出しても、場所がいいから客は来る。他の客の食い残しの量からも、今回の旅でここが暫定ワーストの食堂とする。

かなり恵まれない大連の初日。蒸すし狭いし。

大連の定番な日本統治時代の建物など。