前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

敦化から吉林へ

konton2007-08-10

敦化から吉林へ、前日乗った快速列車で昼過ぎから向かうことにする。朝に列車の切符を買ってから、だいぶ間が空く。町をぐるぐる廻ってネット屋へ、1時間2元(30円)で回線は早かった。この時間は空いているのに客を纏めて座らせる。隣の小僧がスカイプで大声を出す迷惑ぶり。貧乏旅行はあまり快適な空間が得られない。ここでは差し込んだUSBメモリカードを認識しなかったので(店側がプロテクトをかけてると思う)日記の更新できず、次に行く目的地の情報収集のみ。


宿は昼まで居させてくれたので、ゆっくり駅へ行って図們からの列車に乗り込む。指定席とはいえみんな荷物が多いので、荷台スペースを確保しようと我先にと入り口へ殺到する。びっしり満員になる。四人席の窓側だったけどすでに窓側に二人座っていた。労働者らしい焼けた風貌。老人と、30代くらいの男。向かいに座ったのは細身のメガネっ娘。昨日見た風景とは違って平野といくつかのトンネルを越える、割と単調な感じ。隣の老人と向かいの娘さんはひたすら寝て、斜め向かいの男は隣で寝てる娘が気になるようで、色々眺めたりしている…様子をずっと見る自分。この先の駅から乗る客は立ち通しで不憫。


三時間二十分で吉林へ到着。街へ入ると思わず咳が出る。久しぶりに雑多な都市へ来た感触。駅を出て右側に歩いて行く。旅店と招待所が群をなす、といっても同じ建物なのでそう違いは無いはず。


話しかけてきたお婆さんに誘われるまま団地の中庭から三階へ、団地自宅型の旅店だった。窓付き三人部屋が20元。ここは洗面所が広く身体を洗いやすい。老人夫婦がやりくりしている宿。部屋には古いソニー製テレビ。中国の宿で日本製のテレビを初めて視た。