前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

阿里河 オロチョン・鄂倫春旗

オロチョン鄂倫春博物館

朝、服務員さんの自転車通勤を見届けてバスターミナルの開門と共に切符買いに並ぶ。意外に割り込みが少なくてホッとする。根河からバスで約180キロ離れた阿里河まで。根河でバスの大型荷物モロモロを収納スペースに、氷を微量にかけられた魚が無造作に2ケース積まれる。3時間後の中継地で引き取り主と激しくモメてる。鮮度のことかと思ったら10元の手数料が原因だった。他の荷も濡れてるし。


基本的にバスも鉄道の単線に沿って路を東に進む。輸送手段があまりないせいか、長距離バスなのに各町で住宅地へ入って短距離の客を乗せたり降ろしたり。森林区へ入る労働者もビール樽も満員で乗せる。途中に木材検査と書かれた検問所がいくつかあった。しかし木材を運ぶトラックは一度も視ず。この道を走る車両も少ない。


住所を知らないオロチョン鄂倫春族博物館*1へ行こうと思っていたら、到着したバスターミナルの横にあって安堵。鉄道駅も近い。斜め向かいの民族賓館にツイン50元で泊まる。窓も部屋も広く、トイレ洗面所付き。1週間ぶりに衣類の洗濯。他の宿泊者には長期と見える人も、ドア全開で居るひとがほとんどなので部屋の模様で…

ホテルの窓から


ホテル裏からの風景


町は小さくて繁華街を行ったり来たり。小さな本屋で中国地図を18元で買う。省区別は置いてなかった。これで毎日のバスルートを決める。


先日から食堂で向こうが何を言ってるのか判らない事が重なる。通じないのには凹む。


メインのオロチョン博物館は夏時間だと昼休みが12時から2時30分までと長い。午後に一番乗りすると、ちょっとずつ展示施設の電気を点けてくれる。6人くらいの客にはサラリと説明。オロチョンだけの展示ではないけど今時入館料10元は安い、近くに寄ったら視る価値はあると思う。
記念グッズの販売は無し。

*1:北方民族でトナカイを飼ったり狩猟などで広く樺太にも住んでいる。ウィルタ/オロッコとも言う