扎蘭屯の街

この日は移動せず。いちにち街にとどまる。
昨晩世話になった彼の店に行くと、共同経営者らしき人と3人で仕事をしていた。雑談に来たつもりだったので恐縮する。昨日パッケージを破いて使わせてくれた商品を買いたい、と言ったら別の新品をプレゼントされてしまう。もう相手のメンツに関わるので素直に礼を言って受け取るしかなかった。まだまだコミュニケーション推測ができてない自分に凹む。

扎蘭屯の街は南北に細く広がっている。バスターミナルと泊まった宿は繁華街の南端だった。行政機関と繁華街は北寄りで、酒場バーなど歓楽街らしきものは東の通りで見かけた。方角だけ気にしていれば、力ンで歩いてもそう迷わない。そろそろ街歩きで店の看板パターンにも見慣れた頃に、黄色に太い黒文字で『名古屋』と看板の店を眼にする。日式理髪(日本式美容)と書いてあった。

テレビニュースでここ数日は日本の新潟地震の続報もあり、四川省を中心に続いてる豪雨と洪水被害など。
スポーツは来年のオリンピックへ向けた盛り上げ番組も多い。この日はサッカーアジアカップで中国代表が惨敗した試合について、監督の責任とかチームの弱点について放送されていた。どこの国でも悩みは多い。
無意味に歩いていると、農村の小学校の校庭にまで古そうなバスケのネットをみかける。バスケとサッカーはやっぱり人気がある。

旧正月の音楽イベントの放送を視る。先日は香港返還10周年記念のステージだったけど、この日視たのは台湾の茶どころの市(日本語の漢字に無い)とCCTVの主催での『同一首歌』。お客も出演者も台湾で有名歌星が続々出てくる。内モンゴルのガイドブックにもない街で、アーメイ阿妹の映像を視てる不思議。