三峡下り三日目

6時起き。朝は差し入れのクッキーで済ます。方便面・インスタントラーメンを食べる客がほとんど。7時過ぎ巫山着。観光客は乗り換えて小三峡へ行く。久々の晴れで自分は船に残って屋上日光浴。昼から本船ようやく動き出し、ＴＶで紹介されそうな見所を通る。ツアー客は二人一組で風景を背に楽しそうに友人家族のポーズに駄目出ししながら記念写真を撮り捲る。いいなあ。

見所を過ぎるとデッキは閑散として温い風が吹く。河から見上げると山の斜面にもスローガンが点在している。近くに鉱山があるのか、トラックが崖から石炭を置き場へ落としていく。リアリティが薄い別荘地や煙吐く工場を過ぎていく。

夕暮れ、霧にかすんで巨大な三峡ダムが見えてくる。

ここでも記念撮影の嵐・・・。

夜八時にゲートへ入る。１７５Ｍとスケールが頭上にあり、他の遊覧船が詰めて入ってくる。手が届きそうな隣にはガラス張りの東方天使号。白人客ばかり乗っている。比べるとこちらの東方王子号は一番安価なクラスなのかも。

ダムの仕切りを毎回水抜きしながら水位を下げて、手前のゲートを開ける。３回ほど仕切りを移動して深夜にようやく船は娑婆へ出た。