三峡下り二日目
6時前に起こされ船内食堂で6元の中国式朝飯を食う。鬼城観光に6時半から9時半まで停船。陸に上がった途端土砂降りに遇って引き返す。
スプリング形のコーヒーフィルターをザックから出して三日振りのコーヒーを入れて飲むと多幸感。コーヒー豆が残り少ないのが気がかり、重慶のカルフールで買うべきだったと後悔。
鬼城観光から続々船に帰って来る。同室の白人カップルは広島で英語教師を二年間していたという。う〜む、またしてもこんな所で。ウイグルのトルファンで一緒になった白人も静岡で教えてたし・・・・。十数年前から貧乏旅行の各地で『日本で英語教師』の職を尋ねられたりしていたが、駅前留学稼業は未だ繁盛しているのか。
昼、停船して石宝寨(せきほうさい)へ登る。中国人ツアー客は楽しそう、ここも入場料20元(280円)と高い気がする。降りてから通りの出店で3元(42円)の弁当を包んでもらう。
ツアーは三組乗船していたのでコンダクターも各3名。長身の好青年とストリート系ファッションの女子は特に印象に残る。客でもない我々個人の外人客にも気を配ってくれた。
夕刻、三つの大きな橋をくぐる。思った以上に大きな街が点在している。
自分の使っている二段ベッドの下に、この日から乗って来た娘さん・・・の家族が静かに居座ってしまい、TVを観たりインスタントラーメン作って一緒に食べたりしている。仕方なく夜も遅くまで外に出て夜景など観る。少し冷たい風に当たると未だ咳が出る。