前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

上陸とドタバタ

天津でバスから

昼から船は天津港に入る。工業都市の景色。上陸して入国手続きを終えると午後3時。ターミナルを出て100メートル近くにバス停あり。


102番のバスに飛び乗る(1.5元。天津駅までは遠くて元々乗り換えるつもりだったが、後ろに座った愉が他の客に「北京へ行く」と答えてしまったので、親切な乗客たちが大騒ぎになり、酷く心配掛ける。


海河外灘公園で621番バスへ乗り換え(4元。これも飛び乗り。風景は工業地帯と昔の匂い。韓国企業との合弁会社が目立つ。
バスのテレビで時代劇(古片)を流す。血糊たっぷりの大奥確執もの『渡る世間は青太后(仮』。コント番組ではシシカバブ屋を演じるコメディアンがウイグル人をデフォルメしていた。乗客に笑い無し。
一時間で渋滞する天津駅前に着く。


北京市内のホテルにはネット特価で日本から予約していたので、チェックインが遅れる事を電話しようとする、が駅周辺の公衆電話からは、北京市内に電話出来ないと断られ続ける。これは意外だった。気ばかり焦る。『到着が遅れる場合は必ず連絡する事』と書いてあったので。


北京行きの電車が時間合わず、30元の高速バスにする。高速道路に乗るとVCD上映「ステルスファイター」なるB級ハリウッド映画。約二時間で北京南のバスターミナル着。


有人公衆電話へ行くがホテルとは連絡出来ず、青年に訊いて天安門前駅まで行く市内バスに乗る。そこからは日没歩き、後で思えばタクシーに乗ればよかったのだが、2匹は一時間近く宿を目指して歩く。予定時間を3時間過ぎて宿をようやく見つける。午後九時に何も無かったかのようにチェックイン。
設備は高級ホテルの域でラッキー。ただ初日に右往左往し過ぎでグッタリ。
近くの雑貨屋で買ったクッキーなど食って寝る。