名前の無い海を渡る

朝６時起き、８時間熟睡も対馬近くで船が揺れている。無料朝食はおかゆ付き饅頭。＋５０円で果物付ける。船内は日本円で清算。甲板でもラジオはＡＭの日本語局入らずＦＭで韓国のＴＶ音声が入り始めた。

何もする事がない１日。昼寝たっぷり。空模様はスッキリしないが、午後からデッキに出て穏やかな風を受ける。夏以外は涼しすぎるだろう。下を見ると波間にクラゲ多し。
愉は頼まれた革製品をデッキでコツコツ作っている。鉄鎚をふるったりするので、ほかの客達が不思議そうに視ては通過する。
自分は避難用ボートの下で中国語の単語ひとつでも覚えようとジタバタ。

昼食を抜いたが持ち込んだ器具でコーヒーを二杯飲む。熱湯が出る機械が二台。上陸後も何処でもお湯には困らなかった。
乗船のネット予約特典で五百円無料券を使って夕食。ご飯、スープ各50円、おかず二品食べて400円の出費。
船底近くまで降りてミニ銭湯へ入る。両替を1万円分済ます、この時１元＝13.7円。レートは上陸しても同じだった。

船で出会った子供達が日中語の不思議なチャンポンで喋り遊ぶ。
一等のフロアなどでも構わず走り回るので、お金持ちにはプチ同情。