『わたしの、終わらない旅』
ポレポレ東中野で見て来た。
監督の亡き母が早くも70年代から核問題の危険をミニコミ紙で発信していたことを掘り起こし、福島をはじめ世界各地の被ばく地を訪れて78分のドキュメンタリーにまとめている。
監督の姉が長年住む島の近くにあるフランス、ラ・アーグ核燃料再処理工場。中央アジア カザフスタンのセミパラチンスク旧ソ連核実験場近隣住民の健康被害、米国の水爆実験場だったマーシャル諸島と。
上映後に写真家の島田興生さんによる 水爆実験の被害にあったロンゲラップ島民のその後の暮らしを長く撮っているスライド、 坂田監督とのトーク。ビキニ核実験の記念式典へ直前になってから行けたのは、人の縁とフットワークの軽さもあったよう。ベトナム戦争の枯れ葉剤汚染を長く記録している方だと初めて知った。