前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

ラジカントロプス2.0で落語家稼業を聴く

ポッドキャストで去年11月配信の談志追悼記念「春風亭小朝立川左談次立川ぜん馬のラジカントロプス2.0」
https://itunes.apple.com/jp/podcast/di328hui-chun-feng-ting-xiao/id627864020?i=185245914&mt=2
前後編は、無料で聴くには申し訳ないくらい濃いエピソード満載の計2時間強で、繰り返し聴いた。


先月3月末配信の「桂竹丸春風亭勢朝のラジカントロプス2.0」の楽屋うわさ話の回も聞き返し中、昭和から平成にかけて寄席の客が少なかった頃に聴いた彼らのネタを思い出し、というか落語楽屋噺という何年も話を繰り返してること時点で古典落語の域なのかも。「落語ファンは変態より少ない」自虐ネタの快楽亭ブラック説は本当に懐かしく。どんな変態マニアなフェチ本でも2万部以上売れるのに、落語雑誌(当時は季刊誌)が二千部すら売れないという話をよくしていていた。それを客席で聴いている自分は変な自尊心にかられて、それも馬鹿馬鹿しくて面白かった。しかし狭いサークルのなかでの笑いには閉塞感が伴うし、自虐の毒は自分にも戻って来る。当時の季刊「落語」は年間落語家どうぶつ図鑑みたいになってた印象で、しかも良い紹介文ばかりで二千円近くした。バックナンバーの月刊落語も安かったので神保町で何冊か買ってみた記憶がある。