前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

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KARA「PANDORA」8月〜11月ステージ振り返り

画像は韓中音楽祭でのニュース画像。ハラとジヨンの手を絡ませたWラップの後ろからニコルがズトーン!と登場。ここをカッコよく映している放送は案外ない。


Sweetune製作のKARA新曲「PANDORA」は期待以上の楽曲だった。韓国の歌番組でのステージは悔しいくらい素晴らしいので感想をまとめて記ス。

  • 0822 SHOWCASE

一足早くファンへのショーケースとYouTube生中継で観せた「PANDORA」ステージ
ギュリの佇まい、身熟しに似合う楽曲だと思う。ラストにHoneyを歌ったのは可愛いKARAが好きなファンへのサービスなのか、1位獲りの縁起担ぎか。ただ広く一般の人が真似したくなる様な振り付けは今回弱い。

  • 0824 Music Bank

音楽番組でのカムバック活動はミュージックバンクでの「PANDORA」「Miss U」で始まる。球型の椅子は5人がPVから出てきた様な演出。この曲の映像とステージは丸・三角・四角の記号を意味有りげに配置している。久々の韓国カムバで緊張したせいか、或いはマイク音響の調子か、声を上手に拾っていなかったのがざんねん。


去年秋のカムバックは強いビートの「STEP」にカワイイ系の「Date」の組み合わせだった、Dateは軽快ながらアップテンポな曲なので、今回の「Miss U」の方がゆったりしていて、濃厚な「PANDORA」との相性が良い。ミニアルバムでは軽妙な楽曲「Way」トボケた「Idiot」に挟まれている。

  • 0825 Music Core

「Miss U」夏の白い光の中で愛嬌を振りまく仕草が眩しい。死ぬまで愛すると決めたカミリアに約束されたさいわいな曲である。全体のバランスを見ながらも女神はミュージカル女優として舞う。声を振り絞って頑張っていた松竹座公演で多くのことを学んだんだなぁと。



この日の「PANDORA」映像には心底驚愕。ここまでやっていいのかという大胆なフィルター掛け。幻想的というか妖しい色が放つ中で、ひとりひとりの存在が浮き出ている、その一方で動きに残像があったり躍動的に見える。
不満があるとすれば遠近感を強調する為の演出だと思う、昔の望遠レンズで撮った様にひとりにピントが合うと後ろのメンバーの顔が激しくぼやけるシーンが幾つか。観客が声援を送るライブ感はバッサリ切っている。
それでも後年振り返って記憶に強く残るはずのステージ映像。

  • 0825韓中歌謡祭

麗水エキスポ会場で行われた屋外ステージ。PANDORAを歌っている最中でも対外国向け放送を意識してか広い会場を繰り返し映す。なぜか後ろから遠景でメンバーのフォーメーションを撮っているカットは貴重かも。

  • 0826 人気歌謡

PANDORAの衣装が緊縛プレイ風で個性が強い。それでも一般で言うエロさを感じさせないKARAは特異な存在。この日のステージは広い床と背景のLED電飾が映し出す白黒チェックパターンが目まぐるしく走り回る為、視覚的な刺激に目眩がしてパフォーマンスがちゃんと視れない。ファンの中でも好き嫌いがハッキリ別れるステージだと思う。「Miss U」も物理的なセットではなく舞台全体にCGを投影した様な舞台。可愛らしさを狙って作ったのかもしれないけど、ちょっと幼い。

  • 0828 Show Champion

白いキューブ状のセットの中、白い衣装で踊る。新しい歌番組でも撮り方はとても安定している。フォーメーションの動きが分かるような引いたカットも多くて、ひとりひとりのアップも押さえてカメラワークがぶれずに観易い。

  • 0830 Music countdown

背景セットが男心をくすぐる重厚な工場かアンモナイトのよう、PVティザーでハム太郎が屈んでいた回転するライダーベルト風でもあり、ソ連時代の前衛的な舞台装置のようでもあり。他のステージとの違いは派手な光彩演出がなくてとても見やすいこと、そして暗い中で回る金のジャケット姿。

  • 0831 Music Bank

屋外ステージ「PANDORA」紺系のジャケットで登場。マイクが生声を強く拾っている。

  • 0901 Music Core

「PANDORA」

  • 0902人気歌謡

背景にLEDパネルがないステージなので観やすい。カミリアがステージ近距離からパープルピンクの風船を持っての掛け声もしっかり放送に入っている。少し音量が小さい気もするけど、音源とアーティストの歌とファンの掛け声とがバランスよく入っているステージは少ないので貴重かも。


  • 0907 Music Bank

ベージュ系のジャケットに宝石を模した飾りがアクセサリーとも眼に留まる。この放送回で社会現象「江南Style」連勝を止めて初1位を獲得。でも映像の出来としては他の回より良くはなかったと思う。ハラに寄った良いカットは多い。

  • 0908 Music Core

「PANDORA」

  • 0909 インチョンK-POPコンサート

「JUMPING」「PANDORA」

  • 0914 Music Bank

朱色に金のラインというレトロSFな衣装。カメラは安定しているけど背景の電飾が強いのがざんねん。

  • 0915 KBS「ユ・ヒョルのスケッチブック」

アーティストの歌を交えたトーク番組での「PANDORA」はいつもと空気の違うものだった。バラード系が合うと思う。トークを交えて「Mister」のアコースティックVerを披露。最後に盛り上げて「Let It Go」で大人モード。


2009年5月のサプライズ・ゲスト以来の番組登場。司会者のユ・ヒョル氏は前回大好きなKARAに顔をあげられないくらい恥ずかしがったけど、今回は喜びを堪えてなんとか会話を進行。ファンの鑑。というかこのひとはKARAよりも音楽界の大先輩なはずだがっ。
韓国カミリアが日本語字幕でUPしてくれた、「スターインタビュー」でのパジャマパーティートークの内容ともつながる。お互い将来の結婚式での話、この先10年20年とずっと一緒に活動してファンと小さなコンサートを続けていきたいとの言葉。

  • 0916 人気歌謡

歌い始め直前でスンヨンのアップ、不敵な笑み。KARASIAコンサートで上映されたLupinスペシャルイメージVでハラが見せた不敵な笑みを想起。もはや表情ひとつで楽曲の世界観に誘引するチカラを持ってる。そろそろ応援するよりも崇拝するレベルになりつつある五芒星。
スンヨン・ギュリ88ラインの表情が最強なステージ。観客との距離が近い、電飾の光彩が強くて見難いところが少し惜しい。

  • 0921 Music Bank

紫の光彩の中で歌うPANDORA。イントロ登場時のスンヨンの笑顔は無駄な緊張が無い証拠か。女神のカメラUP時の表情も興味深い。5人とも無駄なチカラが掛かっていないようにコナレて見える。

  • 0922 Music core

衣装が赤のシャツに白ジャケット白短パン。オリンピック入場行進っぽい。ステージ全体も紅白を基調にした電飾。「PANDORA」の妖しいイメージとは違和感が大きかった。

  • 0923 人気歌謡

この楽曲はスタート時に舞台が暗いところから始まるケースが多い、背面と床の電飾と照明の作り出す空間は壮大な感じ。客席から女性の歓声が目立つ。

  • 0928 Music Bank

ミューバンのグッバイステージ終了。 ジャケットを脱がないパターンを初めて視た。間奏でカメラがギュリに接近して歌い出し、ニコルの横に流れるシーンは良かった。

  • 0929 Music Core

屋外ステージ 藍色のジャケット衣装でPANDORA、 強い照明が被ってしまうシーンが幾つかあるけど、野外なのにカメラワークが細やかで安定している。

  • 0930 人気歌謡

ステージで回れるくらいのスペースに観客が前後左右の足元に居る。グッバイステージらしく曲のラストにメンバーが笑顔で手を振る。

  • 1101 SBS K-POP in 沖縄

韓国のテレビ局主催のK-POPコンサートではステージの演技よりも広い会場で観客の波を背後から映したり、ファンの顔を映すシーンが多い。主催者側の興行大成功という証を強調するためなのか、K-POPが海外でこんなに人気ですよという為の映し方は仕方ないとして、せめてアーティストがステージで歌っていない時に留めて欲しい。

  • 1125 人気歌謡 PANDORA

暗いステージのなかで紫系の発光電飾が強すぎて被る、フィルター効果なのか肌の色が不自然に着色されたようなアップも幾つか。