前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

ボランティアすっか。

休日東京からいわきでの屋外作業ボランティアで知ったこと、これからのこと。
いわき市ボランティア活動センター ブログ
個人の装備で一番役に立ったのは、クギ踏抜き防止の中敷き。革手。海辺の倒壊家屋現場で足元に割れたガラスや尖った釘が散乱してても平気で歩けたのは、長靴の中敷きにステンレス製材質を使ったものを入れていたから(千円位)。尖ったモノだらけの撤去には軍手よりも革手が強い。マスクは目詰まりしてくるとメガネが曇って困った。
作業内容に応じてスコップなどの道具も貸し出してくれるけど、簡単に運べるなら装備は持ち込んだ方がよいと思う。
自分が持ち込んだ折りたたみスコップは6日間で半分くらいは出番があった。たためばデイバッグに入るけど、フル装備のまま帰りの街歩きは結構疲れた。
街で飲み食いして地元の経済に貢献しようと思ってたのに、あまり余力がなかったのが残念。


GW中は毎日いろいろな人と毎朝一期一会のチームを組んでは作業をした。地元の地理に詳しい人、遠方からでも車持込みの方の人員輸送は貴重でありがたかった。行く前までは折りたたみ自転車の持ち込みも考えていたけど、やはり距離があるので同乗させてもらうのが現実的だった。


初めて行く場所でもボランディアニーズ表を読んで、仕事内容や必要な道具が想像出来る人がリーダーだと、出発前にいろいろ調整できて後々助かった。
全国から応援に来ているボランティア・コーディネーターの方々は、各自治体で社会福祉系の専門職らしく、説明や注意を丁寧に知らせる話し方は上手でも、屋外現場での仕事内容に具体的に何が必要かは詳しく知らないので。


今後の長い復興支援のために、様々な問題点が挙がっていると思う。
現地の行政側との連絡や資材貸し出し・輸送手段・マンパワーの協力体制について、誰もが足りてないことを分かっていて改善できない事も多いと思う。


一例をあげると、当日作業が終わらず翌日継続になった現場の時は、連続で参加出来るメンバーが自主的に朝からセンターに集まっていた。継続の案件はマッチングで優先されるのかと思ったら、新規の現場からの募集が多くて結構待たされた。これについてはスタッフ側の作業の流れが分からないので、一言で効率が悪いとは言えないけど、今後は少しづつでも改善して欲しい。
阪神大震災から積み上げたノウハウを活かして今があるのだと思う。
平日のボランティア参加者は百数十人とのこと。そういうわけでこれからも行かないと。


連休中には1日900名近い人が集まった平からのボランティアも、沿岸部の現場へ行かなかった人はいわきの被害は小さいと誤解されて帰った方もいたのではないかと思う。なにしろ無駄に広い地区なので(笑)。
被災者の方々の生活の一端を知るには、日本ユニバいわき支部と連携して物資配給をしているもりたか屋さんのTwitterいわきレポをおススメする。
http://twitter.com/#!/team329