前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

GWは社会奉仕の刑6日間

生まれ育ったいわき市の災害ボランティアセンターへ、この連休中は特に参加者が多い。話を訊くと遠方から日帰りだったり、こっそり車中泊、あるいはホテルに泊まりこんで毎日参加する方も居る。今回は特に沢山の人が来る中でボランティアコーディネーターの重要さを知る。
各ボラセンでは遠く九州から、山口県からの応援スタッフが大事な役割を担っている。


 現地までの移動手段がボランティアさんの車だったり、道具や土のう袋が足りてなかったり、あきらかに地元行政側の協力が足りない中、地元の学生さんが人の流れを誘導したり、出発する人達に声をかけて応援したり。今あるものだけで工夫して動かしているスタッフの姿に、ただただ申し訳ない気持ちで挨拶し参加している。


津波の被災地に向かう途中までの景色は、地方ならどこにでもあるような郊外型大型チェーン店と田園が続く風景。断片的な景色は昔のまま残っているけど、懐かしさは不思議と無い。郷土の記憶って美化されるものかと思ってたけど、それは違ってた。


一個人の想像力では原発事故を現実として受け入れるのは難しいー。未だ不条理SFドラマを騙されて見ている感じ。都合の悪いことは見なかったことにする特殊能力。きっと人の愚かさは海より深い。人の愚かさで発電できないものか。あるいは人の善性だけで回すマニ車みたいな発電機を。