夢はサーカスの曲馬団 モンゴル・遊牧民の誇りを求めて

BS世界のドキュメンタリー『夢はサーカスの曲馬団　モンゴル・遊牧民の誇りを求めて』2007年　制作　NHKエデュケーショナル
　
新生モンゴル国立サーカスの養成学校に通う都会育ちの気弱な少年が、田舎で放牧暮らしの祖父の元で乗馬の特訓を受けて自信をつけて帰る。短いながら現代モンゴルの親子三代の暮らしが映し出されていた。2007年に復活したモンゴル国立サーカスの公演成功で番組は終わっていたけど、今現在はどうなのかな？
首都ウランバートルから千キロ以上西の草原に遊牧民生活を続けていた高齢の祖父母のその後も、気になる。

---

2007年夏の旅で、モンゴルとロシアに接した内モンゴル国境の町、満州里からバスで西旗、東旗と回って海拉尓ハイラルへ戻った時、途中でバスに乗ってきたモンゴル族一家、おばあさんからはバターのような生活臭がした。ポカポカ陽気の下で干した布団の匂いも。
そういえばチベットの聖地カイラス巡礼で一泊した天幕には、お湯から毛布の中までバター茶のような生活臭が染み付いていた。
嗅覚からよみがえる記憶の旅は楽しい。