前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

季刊 考える人【日本の科学者100人100冊】

考える人 2009年 08月号 [雑誌]

考える人 2009年 08月号 [雑誌]

雑誌を買わなくなったこの頃、まだ暑かった先月夕涼みの散歩ついでにジュンク堂池袋店まで。
店内を回遊して目に留まったのが季刊誌 考える人 2009年夏号 【日本の科学者100人100冊】
特集に合わせての著名人対談も面白い。
科学者100人の紹介と当人の著書紹介コラムはわりと淡々としている。基本的に故人の功罪や賛否には触れていない。
千四百円という値段も、物理学者 朝永振一郎の濃密な表紙をはじめ各人の個性がうかがえる写真に惹かれて買う。


植物学者の牧野富太郎が蔓を身体に巻きつけて満面の笑顔。数学者の岡潔が飛び跳ね、つられて飼い犬までジャンプ。
岡潔【おか きよし】1991−1978年没 の存在は今まで知らなかった。
岡潔の生涯と数学界での業績を紹介した岡潔―数学の詩人 (岩波新書)を読んでみたら、昭和4年に国費でパリ留学し帰国後は【多変数函数論】の思索を続けていた、やはり突発的な奇行がみられる。故郷では子供たちにきちがい先生と呼ばれていたという微笑ましい?証言もあり。
今の日本に生きていたら・・・生き難いかもしれない。