前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

アコーディオン(1934年)

アテネ・フランセで開催中のロシア・ソビエト映画史縦断1908−1939から、1934年公開のミュージカル映画アコーディオンを観る。58分モノクロ
冒頭から村の娘さんたちが20人、腕を組んで横一列に歩いて来る!ミュージカルシーンでの不自然な動きと、元祖社会主義スマイル。
無声映画からトーキーへ移行して間もないせいか、歌からセリフから馬の走る音から、あらゆる音声が後で録音してくっつけた感でギクシャクしてる。カメラの動き、編集も落ち着きがない。
青年だらけの集団農場、ラスト近くの不良グループとのアコーディオン対決。最後までワカラナイ。


ヒロイン役演じる女優のゾーヤ・フェドロヴァ。経歴を検索したら同じ記事しか見つからない。1911年生まれ、この作品が公開デビュー作でソ連時代を通して映画界で長く活躍している。しかし第二次大戦後の46年にスパイ罪で10年近く自由を剥奪されているうえに、復帰してから晩年の81年にモスクワの自宅マンションで何者かに射殺されていた。ううう。