札幌 三角山ラジオ局
NHK ドキュメントにっぽんの現場「いっしょに、ねっ〜札幌・三角山のラジオ局」1月下旬放送分を観る。
札幌西区にあるコミュニティFMで様々な人々の日常を取材した内容。健常者・障害者ともに「伝えたいことがある人」が話す。パーソナリティが全部で100人以上居るそうなので、番組で紹介されたものはごく一部。でも30分未満のドキュメンタリー枠に、老若男女〜新人から故人まで、さまざまな語り部を紹介していた。
放送して10年目というこの放送局の存在を知ったのは、先月5月NHKのAM第一で長時間放送されたGW特番「今日は1日ラジオデー」から。ラジオの今、未来はどうあるべきか?という事例の中で、各地のユニークなコミュニティFM放送局のひとつとして三角山放送局も紹介されていた。
体に障害があるパーソナリティのためにマイクのオンオフ、カフの上げ下げから、視覚障害者のパーソナリティには番組進行の連絡用に腕時計型の無線バイブレーターで知らせていた。様々なところで創意工夫がされている。
パーソナリティの能力に合わせて任せているのだろうけど、ひとりで放送機器を操作しながら曲を掛けマイクで話しメールも読むという、新人さんの作業はなんとも難易度高い。
三角山放送局の鉄則.
1.伝えたいことがない人はマイクの前に座ってはいけない。
2.ウソをつかない、かっこつけない。
3.少数派を切り捨てない。
「伝えたいことがない人は〜」単純なようでこちらリスナー側からも忘れてた基準。
この三角山放送局はネット経由で聴ける サイマルラジオ http://www.simulradio.jp/にも参加している。