前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

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再訪 上海バスターミナル〜不況下の帰省ラッシュ

BS世界のドキュメンタリー シリーズ金融危機 
再訪 上海バスターミナル〜不況下の帰省ラッシュ
つい最近、2009年春節二日前から当日まで上海南バスターミナルに行き交う人々を取材していた。去年秋の世界金融危機が人々の生活を深刻に直撃している様子を、2年前に取材した時の北バスターミナルでの活気と大混雑の映像を交えて構成。


それにしても春節前に閑散としたバスターミナル待合所という映像は、「金融危機」を身近な恐怖に感じさせる。給料未払いで切符も買えない労働者や、乗れても土産も買えない人達、上海に音信不通になっている妻を捜しに来た父子など。バスターミナル職員の善意が映されていたけど、あそこまで面倒見ないと仕方ない状況にまでなっているのかなと。
(ターミナルを閉めて金のない父子を氷点下の夜外に出したあとで、近くの簡易安宿に連れて行き、安くはない宿代を出してやったり。翌朝は駅長が帰りの切符も買えない父子のためにタダ券取ったり、売り上げが落ちてる店子の店からカップ麺2つ取り上げて渡すシーン)個人の善意では到底無理な。ターミナルの環境美化対策とか公的な助成はあるのかな?少なくとも店子は商品の代金を貰えてない。



不況下で仕事も無く物価高な厳しい生活が待っていても、人は家族と別れて大都会上海に戻るしかないのか・・・


NHKにしては番組に仕上げるのが早いなぁと思ったら、日本電波ニュース社との共同制作。