前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

チベット学習会

第3回「チベットの歴史と文化学習会」に参加。参加者は毎回増えているという。他の会場でも上映会や他の主催で学習会があったり、それを知ると少し安心。既存のメディアには満足しない一定の層が確実に居るということ。
ただ今回上映されたドキュメンタリー(北京オリンピック前の普通のチベット人市民の声を記録したもの)の製作者はまだ中国当局に捕まったままとのこと。


講義や講演を聴きながら「いのり」についていろいろと考えさせられる。あまたの宗教文化と同様に自分もチベット仏教には冷めた感覚を持っているけど、ではなぜ遠方の聖山カイラスまで行ってチベット人たちと廻ったのか、と自問すれば答えは煮え切らない。 理屈抜きで彼らの信仰の内側に入ってみたかった、と言わざるをえない。
カイラスコルラの帰路に巡礼者と共に立ち寄った、丘の上の小さなゴンパの門前に立った時、知った親戚の集まりにも似た動物的な親近感が襲ってきた、それと同時にここから先は足を踏み入れてはいけない何かを感じた。


異文化をエキセントリックに消費するよな旅行者にはなるまい。「こだわる」事は嫌だけど、これからもチベットには関心を持ち続けよう。