日本の名詩、英語でおどる
- 作者: アーサー・ビナード
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2007/12/22
- メディア: 単行本
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日本では詩集や写真集の出版は部数が伸びないと聞く。個人的な偏見で言うと詩作は俳句・短歌とも違う自己へ閉じた表現方法という印象も。流行歌は言うまでもなく商業広告のなかに詩の面白さを感じたりもする。
この本に載っている詩人は、この駄ブログで紹介した鶴彬も含めても知っている方はごく僅か。簡潔で明快なコラムを読むと、「詩人」で括れるヒトなどひとりも居ない事を知る。
他の作品も読んでみたいと思ったのは、山之口貘・柳原白蓮・三井ふたばこ・黒田三郎・・・
悩み楽しみながら英訳した自信作がページ右に載ってると、いつものように原詩を軽くナナメ読みするわけにもいかず。日本語はいちおう母国語なんだけど、おかしみや機微をガイジンの著者に教わる詩集。