テロ育成国ビーフ

月始めなので通勤電車の車内広告もいろいろ変わった。満員電車での立ち位置正面に前日まで貼られていたのは､世界の貧困地帯に150円で救える命〜と定期的な募金をうったえるＮＧＯワールド・ビジョン・ジャパン｡
それが今朝からアメリカン・ビーフにっ｡日本国内でも育ち盛りの子どもが居る家庭がターゲットの米国産牛肉消費販促キャンペーンらしい｡

飽食の象徴のような牛肉と前日までの広告、韓国で起きている米国産牛肉輸入反対デモと日本市場との落差をいろいろ思わせる｡
ＢＳ世界のドキュメンタリーで再放送されたフランス制作の､｢アグリビジネスの巨人　モンサントの世界戦略｣　で紹介された商品のなかに､牛成長ホルモン剤　ポジラックの危険性やデータ隠蔽工作も紹介されていた｡ＥＵ国内では使用を禁止されている｡アメリカで作られている大豆やトウモロコシ､麦などの穀物はモンサント社の遺伝子組み換え作物が主力なので､肉骨粉を除いたところでヘルシーとは言えないはず｡
日本の厚労省に安全な輸入食のチェックを求めるのは無理だろうな､と思わせてくれる優良広告｡