前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

蘋果 LOST IN BEIJING

蘋果 LOST IN BEIJING2007年 中国
DVDをお借りして視る。
激動する北京にひと握りの人間群像、范冰冰(ファン・ビンビン)梁 家輝(レオン・カーファイ)主演。


宣伝も兼ねて公開前からエロシーンばかりメディアに流れた為、映画の内容は観るまで分らなかった。確かに冒頭の短時間に4つのHシーンが集中している、宣伝ほど過激なはずはなくて范冰冰の露出も抑え気味、男側の体で隠れるせいもあって腰を振るふたりの男の馬鹿っぷりの方が印象に残る。
ストーリーは妊娠から別の意味で混乱する人間模様に。大都会・北京の日々変わる人や建物を車から撮っては物語に挟んでもいる。
女性の李玉監督、映画全体を通して登場する女たちのふるまいに現実感がある。范冰冰の薄幸なたたずまいも。一方の男は身勝手で優柔不断でお調子者、強姦行為は別にして金満オーナーがそこまで義理硬く振舞うのはフィクションか、それとも伝統通り男児の跡継ぎが重要なのか。