前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

活動のための活動の

今年の初め頃、海外のニュースサイトで日本の調査捕鯨船に抗議する団体のパフォーマンスを視た。日の丸を模した白い布の上で血色の赤いペイントを頭から浴びた目の細い人。もはや人種差別の新しいビジネスなのかと思った。
人類の友人クジラを喰う野蛮な日本人、という偏見は欧米の人々の共通認識だろうし、日本の捕鯨船に『正義の』抗議活動をメディアにPRして寄付金を募れば莫大な金が集まるのも安易に想像できる。過激な分家を生みつつ老舗の環境保護団体は企業を脅す持続可能な総会屋と似ている。組織の宿命なのか運動はいつしか活動のための活動になっていく。


小利口な日本人は面と向かって抗議せず、内面に捕鯨の文化を燃料として入れる。異国からのくだらない刺激で愛国心は育つもの。
高価な魚を採る為に巻網・底引き網での漁業が海洋資源を根こそぎ殺している問題は、いつもクジラ感情論で消されて見えない。・・・などと偉そうに書くのも胡散臭いシーシェパード商法。反捕鯨 それにつけても金の欲しさよ