前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

漢字文化の地下水脈

中国語のスラング表現―映画・ドラマ・音楽が楽しめる! (アスカカルチャー)

中国語のスラング表現―映画・ドラマ・音楽が楽しめる! (アスカカルチャー)

スラングといっても息の長い俗語なのか若者言葉・流行語の区別が判らないけど、前半は下ネタのスラングが満載。70分もの付録CDではお下品な中国語会話・ネイティブの後に、女性の声で爽やかなくらい明瞭な日本語発音(訓練された感じ)の訳文がひとり芝居のように続くのが、めちゃめちゃ可笑しい。仕事に手を抜かないプロ魂を感じる。
映画の聴き取りには勿論、ケンカ用とかエロトークとか覚えておいて、実際使わないのが理想だと思える。
スラング・俗語の表現方法は日本と似ていたり、中国らしく大袈裟だったりで面白い。柔らかい範囲で一例を挙げると、ペチャパイが「飛机場」飛行場。ささいなことが「小儿科」小児科。化けの皮が剥がれる、が「露出狐狸尾巴」とそのまんま。


巻末には香港と台湾の俗語例も載っているサーヴィスぶり。
日本語語源の外来語、「あっさり」を音で当てた「阿莎力」は、この本ではリポビタンDのようなCMで絶叫するような健康飲料〜などと書いてあるけど、検索すると台湾の飲料メーカーの商品ブランド・シリーズ名らしい。